社内SEに未経験・30代で転職した話。子持ちが選んだ理由とリアルな1年後
「社内SEって未経験でもなれるの?」
転職活動を始めた当時、ぼくはそれすら知らなかった。30代・子持ち・IT未経験。そんな状態で社内SEという職種を知り、転職して1年が経った。
結論から言うと、社内SEは30代・子持ちにとってかなり相性のいい職種だった。ただし「どの会社を選ぶか」で天国と地獄に分かれる、という話も正直に書く。
この記事では、実際に未経験から社内SEに転職したぼくが、選んだ理由・転職活動でやったこと・1年後のリアルをすべて書く。「社内SE転職を考えているけど自分でも大丈夫か不安」という人に、少しでも参考になればうれしい。
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社内SEを選んだ理由(開発SEじゃなくていいと気づいた話)
家庭持ちに「残業少なめ・安定」は正義だった
IT転職を考えたとき、最初は「Web系エンジニア」を目指していた。でも調べるうちに気づいた。
Web系エンジニアは残業が多く、土日出勤もある会社が多い。子どもが小さいうちはキツいな、と思った。
そこで転職エージェントに「残業20時間以内・IT職」で検索してもらったら、出てきたのが社内SEだった。
社内SEの特徴をざっくりまとめると、
- 自社のシステム・PC管理が仕事なので突発的な深夜作業が少ない
- 顧客対応がないので精神的プレッシャーが低い
- 大企業なら福利厚生が充実していることが多い
「稼ぐ」より「安定して長く働く」を優先したい30代・子持ちには、社内SEはかなりハマる選択肢だ。
もちろん給与を上げたい気持ちもある。ただ、子育て中は「時間」と「精神的な余裕」の方が年収より大事だと気づいた。社内SEはその両方が手に入りやすかった。
未経験でも採用される理由がわかった
なぜ社内SEは未経験でも採用されやすいのか。答えは仕事内容にある。
社内SEの業務の多くは「ITの専門知識」より「社内調整力・コミュニケーション力」が求められる。PCトラブルの対応、システム導入の社内展開、ベンダーとの折衝など、技術力より人間力が重要な場面が多い。
ぼくが面接官に言われた一言が「エンジニアより社内SEはむしろ前職の経験が活きやすい」だった。これは本当だと思う。
前職で培ったコミュニケーション力や段取り力は、社内SEで普通に武器になる。営業・事務・製造業など職種を問わず、「人と調整する仕事をしてきた人」は社内SEに向いている可能性が高い。
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未経験で社内SEに転職できる?(結論:できる。ただし条件あり)
ITパスポートだけで面接に通過した
「資格は必要?」と気になる人も多いと思う。ぼくが転職活動中に取得したのはITパスポートだけだ。
ITパスポートは合格率50%超で、2〜3ヶ月の独学で取れる。未経験でIT転職するなら最低限これだけ持っておくと書類通過率が上がる。
実際に「ITパスポート取得済み・IT転職意欲あり」というだけで、3社から面接オファーをもらえた。難しい資格より、やる気を示す証明として使える。
基本情報技術者試験は持っていなくても内定は出た。もちろんあるに越したことはないが、取得に半年以上かかるなら先に転職活動を始めた方がいい。転職活動をしながら勉強するのが最も効率的だ。
エージェントに「社内SE特化求人」を出してもらう方法
転職エージェントに登録したとき、最初から「社内SE希望」と伝えることが大事だ。
「IT転職したい」だけだと開発系や運用監視系の求人ばかり紹介される。最初から「社内SE・社内情シス希望」と明確に伝えよう。
ぼくが実際にやったのはこの流れ:
- エージェントに登録(doda・マイナビIT)
- 面談で「社内SE・残業20時間以内・子育て中」と伝える
- 「一人情シスは避けたい」とはっきり言う
- チーム体制がある会社の求人だけ紹介してもらう
これだけで、自分の条件に合った求人を効率よく絞れた。エージェントは無料で使えるので、まず登録して「社内SE希望」と伝えるだけでOKだ。
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転職活動で実際にやった3つのこと
①市場調査(社内SEの平均年収を把握する)
社内SEの平均年収は400〜600万円が相場(企業規模による)。未経験スタートなら350〜450万円からが現実的だ。
事前に年収の相場を把握しておくと、面接で給与交渉するときの根拠になる。「業界相場がこのくらいなので」と言えるだけで印象が違う。
Glassdoor・OpenWork・エージェントの担当者など、複数の情報源で確認するのがおすすめだ。エージェントに聞くのが一番リアルな数字を教えてもらえる。
②職務経歴書に「IT寄りの経験」を全部書く
未経験といっても、前職でITに触れた経験は必ずある。ぼくの場合は:
- 社内のExcel・Accessを使ったデータ管理(自己流)
- 新しいシステム導入時に部署の窓口をやった経験
- PC設定を自分でやっていた(会社に頼まず)
これらを「IT業務経験」として職歴に書いたら、採用担当者に「IT素養がある」と評価してもらえた。探せば必ず「IT寄りの経験」は出てくる。
「IT経験ゼロ」と思い込まずに、過去5年の業務を洗い出してみてほしい。意外と使えるエピソードが眠っているはずだ。
③一人情シス求人は避ける
社内SEで後悔している人の多くが「一人情シス」にはまっている。IT担当が自分一人だと、何かトラブルが起きたとき全部一人で対応しなければならない。
未経験で一人情シスはかなりキツい。求人票に「情報システム部門の立ち上げ」「一人でシステム全般を担当」とあったら要注意だ。
最低でも2〜3人のチーム体制がある会社を選ぶと、未経験でも先輩に聞きながら成長できる。面接では「現在の情報システム部門の人数」を必ず確認するようにしよう。
社内SEに転職して1年。正直なところ
よかったこと
転職してよかったことは正直たくさんある。
残業がほぼゼロになった。前職は月40時間超だったのが、今は月5時間以下。子どもと過ごす時間が増えたのは本当によかった。
また、顧客対応がないので精神的なプレッシャーがぐっと下がった。「今日怒られるかも」という緊張感がなく、毎朝が楽だ。土日に仕事のことを考えることもなくなった。給与は前職より50万ほど上がり、生活の余裕も少し出てきた。
後悔したこと(正直に言う)
一方で後悔していることも正直に書く。
技術的なスキルアップのペースが遅い。開発系エンジニアと比べると、社内SEは新しい技術に触れる機会が少ない。「数年後にどこでも通用するエンジニア」になりたいなら、社内SEは向いていないかもしれない。
あとは業務の範囲が広すぎて、何でも屋になりがちな点。プリンターが壊れた対応から、基幹システムのリプレイス検討まで全部担当するので、専門性が深まりにくい。
「安定・ワークライフバランス重視」ならおすすめ。「スキルを磨いてフリーランスや転職を繰り返したい」なら別の道を考えた方がいい。
まとめ:30代・子持ちに社内SEは向いているか
結論を一言でいえば、「安定して長く働きたい30代・子持ち」には社内SEは向いている。
ただし会社選びを間違えると一人情シスの地獄が待っている。エージェントを使ってチーム体制がある会社を選ぶのが、後悔しないための一番のポイントだ。
転職活動自体は、ITパスポートさえあれば未経験でも十分戦える。資格を取りながらエージェントに登録して、並行して動くのが最短ルートだ。まずは無料相談から始めてみてほしい。
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