【共働きの転職】夫婦の役割分担どうした?リアルな話

目次
✅ パート1|共働き世帯の転職は「自分だけの問題じゃない」

🌟【結論】
転職は「個人のキャリア」じゃなくて「家族全体のプロジェクト」だった。
僕が転職を考え始めたとき、最初は「自分のキャリアの話」だと思っていました。
給料を上げたい、時間の自由度を上げたい、やりがいある仕事に就きたい――。
そういう“自分基準”で動こうとしていたんです。
でも、現実にはそうはいきませんでした。
我が家は共働き。
妻も仕事をしているし、2人の子どもがいて、保育園の送迎や家事も毎日のように回ってくる。
そんな中で、
「転職活動で土日に面接行ってくる」
「残業がなくなる職場にしたい」
「勤務地変わるかも」
なんて話を、もし一方的に進めていたら――
きっと家庭はギスギスしていたと思います。
🏠 家族全体の“生活動線”が変わるのが転職
転職するということは、次のような変化が一気に起こる可能性があります:
- 出勤時間が変わる → 保育園の送迎シフトを再編
- 勤務地が変わる → 朝の出発・帰宅がずれる
- 給与が変わる → 家計の組み直しが必要
- 休みが変わる → 土日の過ごし方も変わる
つまり、“家族みんなの生活パズル”を組み直す必要が出てくるんです。
だからこそ、転職を考えたときに「まず一人で動く」のではなく、家族と一緒に“情報共有”と“話し合い”の土台を作ることが不可欠だと感じました。
🤔 ありがちな「夫婦間のすれ違い」3パターン
転職活動を始めた家庭でよく起きる“すれ違い”の例を、実際に耳にしたり自分が感じたものを含めてご紹介します。
①:夫「転職するって言ったじゃん!」⇔ 妻「“決めた”とは聞いてない…」
→ 転職を“報告”だけで済ませてしまうと、相手は「相談されなかった」と感じます。
「もう決まってるじゃん…」と、話し合う余地を失ったと思われてしまうケースも。
②:妻「それで結局どうなるの?」⇔ 夫「まだ決まってないけど…」
→ 情報が共有されていないと、家庭側は“不安だけ”を背負う状態になります。
進捗も不明なまま放置されると、感情的な対立になりがちです。
③:夫「理解してくれてると思ってた」⇔ 妻「全然聞いてないよ…」
→ 忙しい日々の中で会話が減ると、気持ちのズレがどんどん大きくなっていきます。
結果的に、信頼関係にヒビが入ることも。
こうしたすれ違いは、“タイミング”と“伝え方”の工夫でかなり防げます。
💬 我が家の最初の会話は「気持ちの共有」から
僕が実際に最初に妻に伝えたのは、
- 「正直、今の働き方で家庭と両立がしんどい」
- 「朝も遅く出たいけど、早く帰れないと家のことも回らない」
- 「もっと子どもと過ごす時間を増やしたい」
という“気持ちの話”でした。
これが功を奏しました。気持ちを共有することで、「転職=逃げ」ではなく「家族の未来を良くするための前向きな選択」だと捉えてもらえたからです。
妻の反応:
「それなら私もサポートできるかも。今のままだとお互いきついもんね。」
そこからは、少しずつ前向きな話し合いができるようになっていきました。
🧠 外部の失敗事例:「妻に内緒で転職活動を進めた結果…」
ある知人の話ですが、妻に内緒で転職活動を始めた男性がいました。
「まだ受かるかどうか分からないから、言わなくていいだろう」と考えていたようです。
しかし、面接が土日に入り、家族の予定がズレたり、履歴書を深夜に作っていて雰囲気がギクシャク。
最終的に内定が出てから報告したものの、
「相談されなかったことがショックだった」
と、信頼関係が冷え込んでしまったそうです。
この話を聞いたとき、僕は背筋がゾッとしました。
「うちも同じようになってたかもしれない…」と。
✅ パート2|我が家の“役割分担”はこう決めた(リアル公開)

🧩 スタートは「全部一人でやろうとしてた」から始まった
転職活動を始めたばかりの頃、正直に言うと、
「家事や育児は今のまま、隙間時間で履歴書や面接対策をやればなんとかなる」と思っていました。
でも、それが無理でした。
- 日中は仕事
- 帰宅後は保育園迎え〜お風呂〜夕食〜寝かしつけ
- 自分の自由時間は22時以降から30分程度…
しかもその時間帯はすでに疲労困憊。頭は回らず、気づいたら寝落ち。
そうなると「転職活動が進まない自分」にもイライラしてくる。
そこでやっと気づきました。
**「分担せずに自力でやるのは無理ゲーだった」**と。
👫 夫婦で「やること」をリストアップして仕分けした
僕たちが最初にやったのは、転職活動に関する作業を**全部“見える化”**することでした。
✅ 転職活動に必要なタスク例(我が家バージョン)
分類 | 内容 | 担当 |
---|---|---|
情報収集 | エージェント探し/求人比較 | 夫(自分) |
書類準備 | 職務経歴書/履歴書の更新 | 夫(自分)※休日に集中 |
面接対策 | 自己PRの練り直し/模擬面接 | 夫(自分)、妻に聞いてもらう |
日程調整 | 面接日・家庭スケジュールの調整 | 夫婦で相談 |
家事育児 | 食事・洗濯・送迎などのシフト調整 | 週単位で相談・交代制 |
🕰 土日の使い方を“完全に役割交代制”に
特に重要だったのが**「土日の使い方」**です。
子どもが家にいる土日にこそ、面接やエージェント面談が入りやすい。
我が家では、土日は“交代制”で転職活動や家事育児を分担するようにしました。
⏰ ある1週間の分担例:
曜日 | 内容 |
土曜午前 | 妻が子どもとお出かけ → 夫はエージェント面談(Zoom) |
土曜午後 | 夫が子どもと遊ぶ → 妻は買い出し+自分の時間 |
日曜午前 | 家族全員で公園(家族時間) |
日曜午後 | 妻が子どもとお昼寝 → 夫は履歴書・応募作業 |
**「面接=孤独な戦い」ではなく、「家庭みんなで調整して進めるイベント」**という感覚に変わっていきました。
🚼 保育園の送迎も“週ごと調整”で柔軟に
転職活動が忙しくなる週には、妻に送迎を多めにお願いする代わりに、翌週は自分が早帰りして夜の家事を多めに担当。
そうやって、お互いが「支え合ってる感覚」になるように意識して回しました。
もちろん、どちらかが体調不良になったり、急な残業が入ったりすると崩れることもありました。
でも、事前に「どうしたいか」「この週はどう動くか」を話し合っておくことで、トラブル時もギスギスせずに済みました。
💬 “作戦会議”は週1の夜、スマホ片手に5分だけ
我が家で定着した習慣のひとつが、毎週金曜か土曜の夜に“作戦会議”を5分だけやることでした。
子どもが寝たあと、ソファでお茶を飲みながら、スマホのカレンダーを開いてこう話し合います:
- 「来週、水曜に面接あるから送迎代わってくれる?」
- 「土曜は午前に履歴書仕上げたいから、午後は任せて」
- 「今週は忙しかったよね、おつかれさま」
たった5分の共有が、1週間をスムーズに回す鍵になります。
ポイントは、“感謝を伝えること”と、“お願いベースで話すこと”。
これだけで、「応援したい気持ち」が自然に生まれるのを実感しました。
📲 我が家流「Googleカレンダー作戦」も紹介
もう一つ、我が家で導入して効果的だったのが、Googleカレンダーを夫婦で共有する方法です。
- 面接日 →「面接(13:00〜)/Zoom」など具体的に記載
- 保育園の行事 →「芋ほり遠足(送迎:パパ)」
- 妻のシフトや予定 →「ミーティング(時短勤務)」など
こうしておくと、言わなくても“可視化された配慮”ができるので、無用な衝突がかなり減りました。
☕ 役割分担は“完璧”じゃなくていい。必要なのは“納得感”
最初は「すべて50:50でやらなきゃ」と思っていましたが、それだと逆にしんどくなる瞬間も多かったです。
だからこそ大事なのは、**「お互いが納得できる範囲で調整していく姿勢」**だと思います。
日によって、週によって、負担の重みは変わる。
でも、そこに「ありがとう」と「助けて」が交わるだけで、役割分担はうまく回り始めます。
👫 共働き家庭でも安心して相談できる転職エージェント。
子育て・家事との両立を重視したい方におすすめです。
✅ パート3|うまくいったこと/うまくいかなかったこと

✅ よかったこと①|「家庭も巻き込んで進める」と気持ちが楽になった
最初のうちは、転職活動のたびに「申し訳なさ」を感じていました。
- 「面接があるから家事できない」
- 「疲れて履歴書も書けない」
- 「夜に自己分析をやる時間が取れない」
そんな自分にイライラし、落ち込み、焦っていました。
でも、妻に素直に「面接が重なるから家のこと手伝ってもらえたら助かる」と伝えたことで、空気がガラッと変わりました。
「大丈夫、できることは分担しよう」
この一言にどれだけ救われたか。
“家族を味方につける”だけで、精神的なプレッシャーは半分以下になります。
「家族=協力者」として一緒に取り組んでいる感覚が、転職活動を長期的に続ける原動力になりました。
✅ よかったこと②|家計や未来の話が前向きになった
転職活動をきっかけに、我が家では「お金」や「働き方」についてもオープンに話す機会が増えました。
- 「仮に年収が少し下がっても、時間のゆとりがある方がいい?」
- 「どれぐらいの収入があれば今の暮らしは維持できる?」
- 「育児と両立できるなら、将来は副業や起業もあり?」
こうした“キャリア×家庭”の会話は、それまでほとんどしていませんでした。
でも、未来に目を向けた話し合いは、「家族としてどう生きていくか」を描く良い時間になります。
転職活動は「自分探し」だけでなく、「家族探し」の時間にもなり得ると実感しました。
❌ うまくいかなかったこと①|“やって当然”と思っていた
転職活動が続くと、心がピリピリしてきます。
- 「自分はこんなに頑張ってる」
- 「忙しいのに文句も言わず面接してる」
そんな風に、知らず知らずのうちに「感謝が抜け落ちていた」ことに気づきました。
ある日、妻に言われました:
「私もこっちの家事で大変なんだけど、そういうの分かってる?」
ハッとしました。自分の中では“言わずもがな”のつもりだったけど、言葉で伝えていなかった。
以後、どんな小さなことでも、
- 「送迎ありがとう」
- 「夕食作ってくれて助かった」
- 「子どもといてくれてありがとう」
そんな一言を意識して伝えるようにしました。
感謝は“空気”じゃなくて“言葉”で伝えるもの——それが最大の学びでした。
❌ うまくいかなかったこと②|自分のペースを押しつけた
「この求人、今週中に応募しないと」 「この企業は早く対応しないと面接落ちる」
そう思えば思うほど、焦って妻に「この日動ける?」と詰め寄るような言い方をしてしまう場面もありました。
結果的に、妻に「圧」をかけてしまい、気まずい空気になることもありました。
これは本当に反省点でした。
解決法:
- 「お願いベース」で話す(例:「この日だけ助けてもらってもいい?」)
- 「相手の予定もちゃんと聞いてから決める」
- 「代替案」を準備しておく(例:「ダメなら翌週でも大丈夫」)
相手のキャパや予定を無視して“自分の都合”を押しつけると、協力体制はすぐ崩れます。
「柔軟性」と「余白」は、家庭内プロジェクトの成功に欠かせません。
💡 小さな成功体験が“信頼”と“前進”を生む
一緒に職務経歴書を見てもらったり、模擬面接で意見をもらったり、ちょっとしたことでも“協力して成果が出た”体験を積むと、家庭全体がポジティブになります。
我が家の場合、
- 書類通過率が上がった → 「この方向でいこう」と一致団結
- 面接後に子どもが「パパがんばった?」と聞いてくれる
そんな瞬間があったことで、「転職=個人戦」ではなく、家族みんなのチーム戦だと心から感じるようになりました。
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✅ パート4|夫婦で「一緒に決断」したことが結果的に良かった話

👣 転職の“選考過程”を家族で共有していたら、心が軽くなった
「内定が出たら報告しよう」ではなく、我が家では書類選考・面接・内定までのすべての過程を都度共有していました。
- 書類通過 → 「書類通ったよ!次は面接ある」
- 面接予定 → 「〇日、13時から面接。Zoomだから寝室でやる」
- 面接終了後 → 「手応えあったかも」or「ちょっと厳しそうだった」
これを共有しておくことで、妻からもリアルな応援やアドバイスをもらえるようになったんです。
妻「面接の時、あのエピソードは入れた?」
妻「言い回しが少し硬いかも、私ならこう言うかも」
面接は孤独になりがちですが、“家庭の視点”を入れると、自分の見落としやズレが補正されるような感覚がありました。
💬 面接後、「どうだった?」と聞かれるのが力になる
面接を終えて帰ってくると、必ず妻が聞いてくれました。
「どうだった?話したいときでいいからね」
この“距離感のある声かけ”がとてもありがたかったです。
話したい時にだけ話せる環境。
でも、ちゃんと気にかけてくれてる安心感。
転職活動は精神的にも消耗します。
だからこそ、「聞いてくれる相手がいる」だけで、安心感と自己肯定感が上がると強く感じました。
🧩 一緒に“選んだ”会社だから、転職後も納得できた
内定が出たとき、僕は迷いました。
- 給与は希望通りだけど、仕事内容が少し未知数
- 残業は減るけど、通勤時間は若干伸びる
- 条件面は○、でも本当にこの会社でいいのか?
そんな中、妻と「どう思う?」と一緒に求人票を見て、メリット・デメリットを話し合ったんです。
その上で、「家族の今と未来を考えてこの選択ならいいんじゃない?」と背中を押してくれた。
だからこそ、転職後に多少のギャップがあっても「自分一人で決めたわけじゃない」と納得できたんです。
💪 転職後も「相談しながら育てていく働き方」へ
僕の転職はゴールじゃなくて、スタートでした。
新しい職場に慣れるまでは、緊張・疲労・不安が続きました。
でも、
- 帰宅後に「今日はどうだった?」と聞いてもらえる
- 朝「頑張ってね」と声をかけてもらえる
- 「しばらくは慣れることが第一だよ」と言ってもらえる
そういった日常のやり取りが、働き続ける活力になります。
転職は個人戦じゃない。
**夫婦・家族と一緒に“育てていくプロジェクト”**なんだと思うようになりました。
🌱 パートナーが「共感・関与」してくれたことの価値
後になって気づいたことですが、
“転職した”という事実よりも、 “夫婦でちゃんと決断した”という経験の方が、大きな財産でした。
- 意思決定力がつく
- 話し合う習慣ができる
- 不満をため込まずに言い合える土台ができる
夫婦で何かを乗り越えた経験は、これからの育児・老後・資産形成など、すべてのテーマにも生きてくると確信しています。
✅ パート5|これから転職を考える共働き家庭へ伝えたいこと

🕊 「相手の状況・キャパを見ながら」相談することが何より大切
転職は、自分にとってもパートナーにとっても大きな変化です。
だからこそ、**“相談するタイミング”と“伝え方”**がとても大事になります。
たとえば、
- 相手が疲れているときに「ちょっと相談があるんだけど」は逆効果
- 夜中にいきなり「実は転職考えてて…」も不安を煽ってしまう
ベストなタイミングは、
- 夕食後、子どもが寝たあとの“落ち着いた時間”
- 週末、少し余裕がある日
- 転職の動機を整理して、自分の気持ちを言葉にできたとき
そして大事なのは、「どう思う?」と**“問いかけるスタンス”**です。
「転職する」と決定事項を伝えるのではなく、
「実はこんなことを考えていて、相談したいんだけど…」
という“共有”の姿勢が信頼につながります。
💭 転職=不安だけじゃない。“希望”も共有してほしい
転職というと、
- 「仕事がきつい」
- 「もう限界」
- 「職場が合わない」
など、“ネガティブな理由”をきっかけにすることも多いです。
でも、それだけじゃありません。
- 「子どもとの時間をもっと取りたい」
- 「家庭との両立を重視した働き方にしたい」
- 「将来の家計や学費のために収入を上げたい」
そういった**“前向きな希望”を、ちゃんとパートナーと共有すること**が大切です。
ネガティブな転職動機は不安を生みますが、
ポジティブなビジョンは「応援したい」という気持ちを生みます。
“逃げの転職”ではなく、“暮らしをよくするための前進”として話すことが、協力を得る最大のコツです。
📆 転職後の家庭生活も“想像しておく”と動きやすくなる
転職活動中は「受かるかどうか」で頭がいっぱいになります。
でも、受かった後の生活を“事前に軽くイメージしておく”こともとても大切です。
例)転職後に変わるかもしれないこと
- 出勤時間(朝送迎は?)
- 残業の有無(夕食準備は?)
- 給与のサイクル(賞与時期の変更など)
- 通勤手段・所要時間
- 土日のシフト制かどうか
こういった変化を**“家庭の生活リズムにどう組み込むか”を夫婦で一緒に考えておく**と、内定後の意思決定や生活の立ち上がりがスムーズになります。
🎁 転職は「自分の話」じゃない。「私たちの未来」の話
パートナーに相談するとき、最初はどこかで“申し訳なさ”や“自分のワガママなんじゃないか”という気持ちがありました。
でも、実際に話し合っていくと、転職は**「自分だけのキャリアの話」ではなく、「夫婦・家族としての未来をどう作るか」**というテーマだと気づきました。
- 今よりもっと子どもと笑顔で過ごせる未来
- 家族が健康的に暮らせる働き方
- お金と時間、どちらも大切にできる暮らし
こういった“未来の風景”をパートナーと一緒に描いて、選び取っていく。
それこそが、転職活動の本質だったんだと思います。
💡 最後に、この記事で伝えたかったこと
- 共働きの転職は「家族みんなの生活」が変わること
- だからこそ、“巻き込む”ことが成功のカギ
- 話し合いは何度でもOK、完璧な答えはなくていい
- 小さな「ありがとう」と「相談」の積み重ねが、家庭を強くする
転職活動を始めるのは勇気がいります。
でも、家庭を大切にしたい気持ちがあるなら、きっとその勇気は正しい。
これを読んでくれたあなたの転職活動が、家庭の絆を深め、人生の可能性を広げる時間になりますように。
応援しています。
📚 家事・育児の合間に、スキルアップできる副業準備を。
SARAスクールなら、スマホで学べて共働き家庭にもぴったりです。