【例文あり】家庭持ちの転職志望動機|家族も納得する伝え方

目次
はじめに|「家庭の事情」を志望動機にしていいのか迷っていませんか?

30代・40代で転職を考えるとき、必ずと言っていいほどぶつかるのが
「志望動機に家庭のことを入れていいのか?」という悩みです。
- 子どもとの時間をもっと取りたい
- 妻が時短勤務なので家庭のバランスを整えたい
- 両親の近くで働きたい
どれも真剣な理由ですが、面接や履歴書でそのまま書くと「自己都合」「やる気がない」と誤解されてしまうのでは…と心配になりますよね。
この記事では、家庭持ちでも納得感のある志望動機の伝え方と、例文テンプレートを紹介します。
自分も家族も、そして採用側も納得する“筋の通った志望動機”を一緒に作っていきましょう。
✅ 志望動機で企業が見ている3つのポイント
まずは、採用側が志望動機で何を見ているかを把握しましょう。
見ているポイント | 採用側の意図 |
---|---|
① 目的の明確さ | 「なぜ当社を選んだのか」が納得できるか |
② 貢献の可能性 | 入社後にどんな価値をもたらしてくれそうか |
③ 継続性 | 長く働いてくれる人かどうか(家庭との両立含む) |
→ 家庭の事情が含まれていても、「それが継続性や安定性につながる」と思ってもらえればむしろプラスです。
✅ 家庭の事情を含めるときの3つのコツ

志望動機に家庭のことを入れてもOKですが、その際は以下のポイントに注意しましょう。
① 言いすぎない
家庭が主語になりすぎると、仕事への関心が弱く見えてしまいます。
- ❌「子どもが小さいので、残業のない会社に入りたい」
- ✅「子どもとの時間を確保しながら、長期的に働ける環境を探しており…」
② 「共感」+「貢献」の視点を入れる
家庭理由だけではなく、「会社の考えに共感した」+「自分ができること」をセットで伝えるとバランスが良くなります。
③ 前向きな未来志向で締める
「今の会社では無理」ではなく、「これからの働き方に合った環境を選びたい」と伝えるのがコツです。
✅ 志望動機テンプレ&例文【3パターン】
パターン①:通勤・家庭との両立を理由にする場合
「子どもがまだ幼いため、家庭との両立を重視しております。貴社の〇〇制度(例:フレックス勤務・残業少なめ)に魅力を感じました。業務では前職で培った△△スキルを活かして貢献していきたいと考えています。」
→ ポイントは「制度→自分のスキル」という順に展開すること。
パターン②:やりがい・興味ベースに家庭事情を添える場合
「前職の業務に近い〇〇分野に関わる貴社の技術開発に強く興味を持ちました。加えて、通勤圏内かつ勤務形態も安定しており、家庭を持つ身としても長く働ける環境であると感じました。」
→ 興味・志→家庭→継続性という順に組み立てると説得力が増します。
パターン③:地元Uターンや実家近くへの転職理由
「今後のライフプランを考え、地元での就業を希望しております。御社の技術分野は以前から関心があり、地元で自身の経験を活かしながら貢献できる環境だと感じました。」
→ 「生活の安定」と「技術への興味」を両立させた流れが効果的です。
💡 よくあるNG例と改善パターン
NG例 | 改善パターン |
---|---|
「残業が多すぎて家族が困ってるので…」 | 「家庭と両立できる働き方を目指し、御社の制度に魅力を感じた」 |
「子どもがいるので、早く帰れる仕事がいいです」 | 「子どもとの時間を大切にしつつ、業務には誠実に取り組みたい」 |
「家族に言われて転職を考えました」 | 「家族との将来を見据え、より長期的に働ける環境を考えるようになった」 |
→ ポイントは、「自己都合」→「家族と向き合って出した前向きな選択」に変換することです。
🧠 面接で突っ込まれても大丈夫な心構え

家庭持ちである以上、面接官もそれを理解しています。
その上で大事なのは「隠さない」「弱さを見せすぎない」のバランスです。
❌「はい、家事育児が忙しくて…」
✅「はい、家庭とのバランスは重視しています。ただし仕事も長期的に続けたいと考えており、柔軟な働き方と両立できる環境を探しています。」
→ 正直に、でも前向きに。これが最も信頼を得やすい伝え方です。
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✅ まとめ|家庭があるからこそ伝わる“地に足のついた志望動機”を
家庭持ちであることは、決して転職活動のマイナスではありません。
むしろ「長く働きたい」「安定を求めている」という姿勢が、企業にとって安心材料になることも多いのです。
あなたの経験と想いを言葉にして、**“納得される志望動機”**を形にしていきましょう。
それが、あなた自身と家族の未来を守る第一歩になります。