【保存版】理系職の職務経歴書テンプレートと注意点

目次
はじめに|技術職向けの職務経歴書、どう書けばいい?

転職活動で避けて通れない「職務経歴書」。
特に理系・技術職への転職を目指す場合、履歴書よりも職務経歴書の内容が選考結果を左右します。
「成果って何を書けばいいの?」「チームでやった仕事はどう表現する?」
そんな悩みを抱えながら、ネットでテンプレを探してもピンとこない…。
この記事では、実際に理系職(開発職)へ転職した筆者の構成をベースに、家庭持ち視点のアプローチも加えた職務経歴書の作り方を紹介します!
✅ 理系職に特化した職務経歴書のテンプレ構成

まずは実際に使ったフォーマット構成をベースに、技術職向けの標準的なテンプレートをご紹介します。
【1. 職務要約】
これまでの経験を2〜4行で簡潔にまとめます。
例)開発業務を中心に、原材料選定・評価試験・改善提案まで一貫して担当。
【2. 職務経歴】
会社名/在籍期間/業務内容/実績などを記載。
例)
■株式会社〇〇(2019年4月~2023年3月)
床材向けゴム製品の技術開発を担当。混練試作・顔料調整・加硫評価までを一貫して対応。
・色合わせにおいて、顔料の種類を約30%削減し現場の軽量工数を短縮
・EPDM系ゴムの物性調整により、JIS K6251準拠の引張強度試験で10%向上
・試験結果・配合履歴は全てExcelに記録。後輩指導にも活用
【3. 活かせる経験・スキル】
使用ツール・材料・実績などを箇条書き。
例)Excel、JIS試験、EPDM系ゴム、混練評価、色差測定など
【4. 自己PR】
仕事観や成果・貢献姿勢などを自由形式で記載。
例)現場との連携を大切にしながら、小さな改善を積み重ねてきました。改善提案を通じて〜〜〜
【5. 保有資格】
必要に応じて記載(省略可)
✅ 各項目で“読まれる”ためのポイント
🔸 ① 職務要約は「要点×数字×キーワード」
企業はここで「読み進めるか」を判断します。
→「どの領域で」「どんな成果を」「何年くらいやったか」を意識しましょう。
🔸 ② 職務経歴は“成果ベース+工夫”を盛り込む
ただの作業記録では印象に残りません。
「何をして」「どう工夫して」「どう改善したか」の3点セットが鉄則です。
✅ 例)「ゴム試作時の色ムラ課題に対し、顔料構成を簡略化することで、現場での再現性を向上させた」
🔸 ③ 活かせる経験・スキルは“求人票に寄せて”選ぶ
書きすぎても薄まるので、応募企業の求人票にある「使用材料・装置・ソフト」に近い経験を優先的に書きましょう。
「職務経歴書に書ける資格がなくて不安…」
そんなときに役立つのが、スキマ時間で学べる【SARAスクール】。
家庭と両立しながら履歴書・経歴書の印象UPにつながる人気講座です。
🔸 ④ 自己PRは“人柄”と“再現性”のバランス
理系職でも、チームで仕事ができる人間か、学習意欲があるかが見られます。
事実ベース+意欲で構成するのがベスト。
面接官目線の“ここを見ている!”
職務経歴書は“読む側”を意識すると、書く内容が変わってきます。
以下は、技術職の採用担当が重視するポイントです👇
採用側が見ているポイント | チェック例 |
---|---|
再現性があるか? | 誰が読んでも業務がイメージできるか? |
結果だけでなく工夫もあるか? | 「頑張りました」ではなく「どう頑張ったか」 |
チームの中でどう動いたか? | 単独作業だけでなく、連携の中での役割が見えるか |
→ 「○○を担当」「△△を改善」だけでなく、背景やプロセスを簡潔に加えると説得力が増します。
職務経歴書は“添削してもらう”のが鉄則
独りよがりな書類にならないためには、客観的な視点からの添削が非常に効果的です。
🔹 添削で得られるメリット
- 読みにくい部分や長文癖に気づける
- 自分では気づかないアピール材料を引き出してもらえる
- 書き方の癖(抽象/重複/敬語ミス)を修正できる
✅ おすすめは、転職エージェントの職務経歴書チェックサービス。
特にdodaやリクルートなど大手は無料で対応してくれるため、1人で悩むより圧倒的に時短&実践的です。
💡 家庭持ちならではのアピール例(特別視点)
「家庭があると不利?」いえ、むしろ**“責任感の強さ”や“時間管理力”**としてアピールできる武器になります。
家庭視点の強みに変える例 |
---|
限られた時間で成果を出すため、優先順位を意識して行動している |
家族との生活を大切にしながら、責任あるポジションも担ってきた |
子どもの体調などに備えて、引き継ぎ・見える化を常に意識している |
家庭持ちだからこそ「安定志向」「継続性」「チーム意識」があると感じてもらえれば、企業からの評価はむしろ上がります。
家庭との両立を“前向きに伝える”表現例
家庭持ちであることを職務経歴書で触れるなら、以下のように**“働き方の安定性や視野の広さ”としてポジティブに表現**しましょう👇
🔸 表現例
- 家庭と仕事を両立する中で、時間管理や業務効率化を常に意識して行動しています
- 子どもが小さいため勤務時間を大切にしていますが、その分集中して成果を出す工夫を積み重ねてきました
- 家族との生活基盤を重視するため、長期的に勤務できる職場環境を重視しています
→ 「子どもがいるから働きづらい」ではなく、「家族がいるからこそ責任を持って働く」姿勢をアピールできます。
❌ やりがちなNG例と改善パターン
NGパターン | 改善アプローチ |
---|---|
「〇〇業務を担当」だけ | 具体的な成果・使用スキル・人数規模を添える |
抽象的な表現(頑張りました・工夫しました) | 具体的な工夫・改善点で補足する |
一文が長すぎる | 箇条書きを使って読みやすく整理する |
数字なしで成果を語る | 件数・率・期間などを必ず入れる |
職務経歴書が完成したら、次は「どこに応募するか?」
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✅ まとめ

理系職の職務経歴書は、“やってきたことを並べる”だけではなく、**「どうやって」「なぜ」「何が変わったのか」**までを伝えることで初めて強みになります。
そして家庭持ちだからこそ、責任感・安定性・継続性などが評価される要素にもなります。
テンプレート×自分の言葉で書くことこそ、最強の職務経歴書です。
この記事をもとに、ぜひあなただけの一通を完成させてください!