【成功体験】書類通過率が上がった自己PR改善法｜家庭持ち35歳パパのリアル転職記録
1midorimasuku@gmail.com
家庭持ちでも転職できたブログ
【例文あり】家庭持ちの退職理由｜納得される言い方のコツ
1midorimasuku@gmail.com
目次
【前編】家庭があると退職理由は書き方に悩む
家庭があるパパの退職理由は「本当の理由」と「伝え方」を分けて考えることが大切です。
- 家輪を維持しながら仕事を変える
- 現職に悪い感情はなく、納得感を持って退職したい
- 面接や次の職場でも「長く勤めたい」人と思われたい
そんな思いを実現するためには、伝え方を変えるのがキーです。
「悪くない退職理由は」ありません。大事なのは、相手に納得されるロジックで、本人の誤解を生まないようにすることです。
Part1｜家庭持ちの退職理由は「伝え方」が9割
退職理由を伝える時によくあるのが「どこまで言っていいのか分からない」、「本音を言うと危険な気がする」といった思いです。
ここで大切なのが、「本音を言わなくても、真実を伝える」こと。
そのためには、
- 感情ではなく「言葉を計算する」
- 人間関係や息が迫ったようなものは「前向きな言い方に置き換える」
- 家庭のことを語る際は「家族への思い」を上手に使う
これらがポイントです。
Part2｜家庭持ちが使いやすい退職理由パターン5選
ここでは、家庭持ちの状況でよく使われる「言い方」パターンを一覧で紹介します。
1.子育て・家族時間の確保
「子どもとの時間がとれない」という話は、家庭を大切にしている証。置き換えると前向きになります。
2.通勤や勤務地の要望
「遠距離の通勤が大変」、「家を置いて作業に出ることが多い」という理由は、家庭の事情を執持できるロジックです。
3.キャリアチェンジ（勧めたい！）
学生時代に学んだことや、もともと興味があった分野へ行きたいという理由は、納得されやすく、プラスのかかる伝え方になります。
4.会社の方向性や成長性
業界全体に対する不安感や、会社の展望性に疑問を持った場合も、「自分の未来を見据て」という表現にすると納得されやすくなります。
5.健康面の理由は、言い方注意
自分の健康と家族を守るための退職は、前向きな言い方でやんわり伝えることが必要です。
「家庭のことも考えて転職したい」「自分に合った理由の伝え方が分からない」そんな方は、dodaチャレンジに相談してみませんか？
専門カウンセラーが、あなたの経歴と家庭環境に合わせて最適なアドバイスをくれます。
Part3｜NGな退職理由とその理由
家庭持ちの転職では「本音」をどこまで言っていいか迷いがちですが、実は退職理由においてもっとも大切なのは、「本音をどう見せるか」です。
たとえ正直な理由であっても、伝え方次第で“マイナス評価”になってしまうケースがあります。
ここでは、面接や上司に伝えるべきでないNGな退職理由と、その代替案を具体的に紹介します。
❌ NG理由1：人間関係が悪くて…
「上司の指示が不明確で、仕事がやりづらかった」
「職場の雰囲気が合わず、モチベーションが下がった」
このような「人間関係」に関する理由は、**あなたに問題があるのでは？**と受け取られる可能性があります。
また、面接官は「同じようなことがうちでも起こるのでは？」と警戒します。
✅ 言い換えのコツ：
- 否定ではなく「環境の変化への期待」として語る
- 成長意欲や挑戦への意思を含める
📝 改善例：
「今後はより現場に近い環境で、技術力を磨きながら成長していきたいと思い、転職を考えました。」
❌ NG理由2：給与が安くて…
「生活が厳しく、収入アップを目指して転職を決めました」
家庭持ちだと現実的な理由かもしれませんが、「お金のために転職する人」という印象が強くなると、入社後の定着性や信頼性を疑われる可能性があります。
✅ 言い換えのコツ：
- 生活の安定だけでなく「長期的視点」「スキルアップ」と絡める
- 自分と家族の未来を見据えた選択として表現する
📝 改善例：
「家族との時間を大切にしながら、今後も長く働ける職場環境を求めるようになりました。今よりも成長と安定の両立ができる企業で働きたいと考えています。」
❌ NG理由3：やる気が出ない、モチベーションが上がらない
「最近は仕事が楽しくなく、続けるのがしんどくなってしまった」
このような曖昧な理由は、面接官からすると「この人は環境に適応できないのでは？」という不安材料になります。
やる気を感じさせない人に、責任ある仕事は任せにくいのが採用側の本音です。
✅ 言い換えのコツ：
- 「方向性の違い」や「新しい挑戦」といった前向きな言葉に置き換える
- 主語を「自分の成長軸」にする
📝 改善例：
「営業職を経験する中で、自分にはやはり理系分野での仕事が向いていると感じるようになりました。大学時代に学んだことを活かして、開発やモノづくりに携わるキャリアを築きたいと考えています。」
❌ NG理由4：仕事が忙しすぎて…
「残業が多すぎて家庭との両立ができない」
これも家庭持ちには共感できる理由ですが、「環境のせいにしている」と捉えられる恐れがあります。
また、繁忙期を乗り越える力がないと評価されかねません。
✅ 言い換えのコツ：
- 「両立のための戦略的な選択」に言い換える
- 家族への責任感を前面に出す
📝 改善例：
「子どもがまだ小さいこともあり、家庭との両立を前提とした働き方が必要と感じました。勤務時間や職場の位置を含めて、より長く働ける環境を求めて転職を考えました。」
❌ NG理由5：「なんとなく」や「特に理由はない」
「特に大きな不満があるわけではないが、気分的に変えたくなった」
これは最悪です。理由が曖昧だと、志望動機もぼやけて見え、「この人はすぐ辞めるかもしれない」と判断されてしまいます。
✅ 言い換えのコツ：
- 今後の目標・キャリアプランを明確にする
- 「なんとなく」を「こうしたい」に変える
📝 改善例：
「これまでの経験を活かしながら、さらに専門性を高めていきたいという思いから転職を検討しました。」
✅ まとめ：ネガティブをポジティブに変換する技術
NGな退職理由は、正直に伝えることがダメなのではなく、“相手にどう伝わるか”を考えないまま話すことが問題です。
- 人間関係 → 成長できる環境に身を置きたい
- 給与 → 家庭と仕事の安定を図りたい
- やる気低下 → 自分に合った分野でチャレンジしたい
このように、退職理由は「目的」や「未来志向」で語るのが成功の秘訣です。
Part4｜実際に使える退職理由の例文【面接・上司向け／目的別】
家庭を持っていると、退職理由を「家庭に配慮した形」で整える必要があります。
ただし、「家庭の都合」ばかりを前面に出すと、「家庭の事情でまた辞めそう」と思われてしまうリスクも。
そこで大切なのは、“家庭を踏まえたうえで、仕事に対しても前向きな意志がある”ことを伝えるバランスです。
以下に目的別の例文を紹介します。
✅ 面接向け｜家庭＋キャリア志向のバランス型
「高校・大学と理系分野を専攻してきましたが、新卒では営業職に就きました。
実務を経験する中で、やはり自分には技術やものづくりに関わる仕事が向いていると強く感じるようになり、転職を決意しました。
また、家族と実家の近くに住居を構えたこともあり、今後は腰を据えて長期的に勤められる職場を探しています。」
この例文は「学生時代の専攻」→「現職の課題認識」→「転職理由」→「家庭的背景」→「長く働く意志」の順で構成されており、説得力が非常に高いパターンです。
✅ 上司への退職報告｜誠実さと引き継ぎの意思を伝える
「長くお世話になり、本当に感謝しております。
自分の将来や、これまで学んできた理系の知識を活かした仕事を改めて考える中で、技術職に挑戦したいという気持ちが強くなりました。
また、家族と実家の近くに住むことを決めたこともあり、今後の勤務スタイルも含めて見直したいと思うようになりました。
引き継ぎについてはご迷惑をおかけしないよう、事前に対応できるように資料を整えてまいります。」
ポイントは、「恩を感じている」ことを明確に伝えた上で、「個人的な挑戦と家庭環境の変化」の2軸で退職を説明することです。
✅ 目的別：退職理由の例文
1. 家庭都合（子育て・親の介護など）
「子どもがまだ小さく、共働きでの子育てに課題を感じていました。
家族との時間や育児の分担をより適切に行える環境に身を置くことで、今後も安定して働き続けられると考えました。」
※注意点：「家庭の都合」だけで終わらず、「安定して働ける」という前向きなフレーズで締めるのがコツです。
2. キャリアアップ・職種転換
「もともと大学では理系を専攻していたこともあり、営業職として働く中で、自分の志向性とのギャップを感じるようになりました。
今後は現場や開発職での経験を積み、技術者として成長していきたいと考えています。」
このように「過去→現在→未来」の流れで伝えると、職種転換でも違和感がありません。
3. 勤務条件・通勤時間の見直し
「実家の隣に家を建て、生活拠点が明確になったことから、通勤の利便性や今後の生活バランスを見直す必要があると感じました。
長期的に働ける環境を求めて、地元企業への転職を考えました。」
※このような背景があると、転勤のない安定雇用を企業側も安心して任せられます。
4. 会社の方向性とのミスマッチ
「会社の方針がここ数年で大きく変わり、私自身が目指す方向とのズレを感じるようになりました。
今後は、自分の価値観やスキルを活かせる環境で力を発揮したいと考え、転職を決意しました。」
※批判的な表現は避け、「方向性の違い」にとどめることで印象が和らぎます。
5. 体調・働き方の見直し（慎重な扱いが必要）
「これまでの働き方では体調面で不安が出てきたため、自分にとって無理のないペースで働ける職場環境を探すことにしました。
家族と支え合いながら働ける職場を選びたいと考えています。」
※あくまでも“前向きな選択”として伝えること。体調が理由でも「ネガティブ感」が出ないように注意しましょう。
✅ フォーマルな書面での退職理由（退職願・退職届）
履歴書や退職届で退職理由を明記する場合には、あまり細かく書く必要はありません。
形式的には、以下のような文章で十分です。
📝 一般的な退職願（例文）：
「このたび、一身上の都合により、令和◯年◯月末日をもって退職させていただきたく、ここにお願い申し上げます。
業務の引き継ぎには誠意を持って対応いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」
✅ 面接で聞かれたときの補足対策
面接では、「なぜ転職しようと思ったのか？」をより深掘りされることがあります。
その際は、以下のような追加説明があると効果的です。
- 「実際に業務を進める中で◯◯を感じた」
- 「このまま続けても成長実感を持てないと考えた」
- 「家族と話し合い、生活基盤の安定と成長の両立を考えた」
すべてを語る必要はありませんが、“ストーリー”としてつながる説明ができれば説得力は抜群です。
🔍 まとめ：退職理由の“伝え方”が内定を左右する
退職理由は、嘘をつく必要はありませんが、相手にどう伝わるかを常に意識することが重要です。
- ネガティブな本音は前向きなビジョンに変換
- 家庭都合も“長期的な安定志向”として表現
- 上司には誠実さと引き継ぎ意識を、面接では未来志向を
このバランスが取れると、あなたの信頼度は大きく上がり、転職成功の確率がぐっと高まります。
Part5｜私の場合（体験談）：家庭とキャリア、両方を考えた退職の決断
ここでは、私自身が実際に経験した退職の背景や、退職理由の伝え方、引き継ぎに至るまでのリアルな体験をお話しします。
同じように「家庭がある中での退職」を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
◆ 理系職への想いは、高校時代から続いていた
私はもともと、文系よりも理系が得意でした。
高校では物理や数学を選択し、大学では機械工学科に進学。
将来はモノづくりや製品開発のような世界で働きたいという想いが心のどこかにありました。
しかし、新卒で入社したのは営業職。
自社製品の提案だけでなく、課題解決型のソリューション営業も担当し、
客先は40社以上。現場の担当者から経営層まで、幅広く対応していました。
営業としてのやりがいは確かにありました。
お客様の課題に向き合い、製品だけでなく「仕組みごと」提案していくダイナミックさは魅力的でした。
でも、心のどこかで感じていたのは…
「もっとモノそのものに携わりたい」
「現場で、“作る側”として技術を磨きたい」
という、自分の本質的な欲求でした。
◆ 家族との将来設計が、背中を押してくれた
転職を強く意識したきっかけは、家族との話し合いでした。
結婚し、子どもも2人授かり、私たちは実家の横に家を建てることになりました。
親のサポートも受けながら、子育てと仕事を両立するためには、地元から通える職場であることが必須条件でした。
そこで再び浮かんだのが、「地元で理系職に挑戦したい」という気持ち。
- 技術職なら、腰を据えて長く働ける
- 子どもが成長する姿を近くで見守れる
- 通勤時間も短縮でき、生活全体が安定する
こうした「家庭環境」と「キャリアの希望」が重なったことで、私は本気で転職を考えるようになりました。
私のように「地元で技術職・現場職に就きたい」と考える方には、工場求人ナビがぴったり。
高収入・寮完備など、家庭持ちに嬉しい条件が揃った仕事が探せます。
◆ 課長に伝えたのは、半年以上前だった
私は、在職中から転職活動を始めていましたが、早い段階で上司に退職の意思を伝えました。
というのも、営業として抱えていた顧客数が多く、引き継ぎが長期化するのは明白だったからです。
伝えたのは、現在の課長と、入社時から関係の深かった元課長。
元課長とはプライベートでもよく遊ぶ仲で、「ちゃんと相談したい」と思ったのが理由です。
2人とも、私の気持ちや家庭の事情を真摯に受け止めてくれました。
そして言われたのは、
「お前らしいな。筋を通してると思うよ」
「ここまで準備してくれてるなら、会社も納得するはず」
という、ありがたい言葉でした。
◆ 引き継ぎ資料は“見た人がすぐ動ける”レベルで作った
私は、退職を伝えてから実際の退職日までに約6か月の期間を取りました。
その間、引き継ぎに徹底的に力を入れました。
✔ 実際に作成した引き継ぎ資料：
- 現在対応中の案件リスト（顧客名・内容・進捗）
- 顧客ごとの特徴・相性の良い担当者候補
- 案件の時系列（いつ・何を・どこまで進めたか）
- 各社の見積もり履歴と今後の提案ポイント
- 営業以外の社内連携履歴（技術・製造・物流）
Excelファイルをメインに、Wordで要点だけまとめた「引き継ぎ概要」も作成。
「この資料だけあれば、誰でもすぐに対応できる」状態を目指しました。
また、新しい案件は受注せず、既存顧客の管理とサポートに専念することで、後任者が無理なく引き継げる環境づくりを意識しました。
◆ 面接で語った退職理由は、事実＋志向のハイブリッド
実際に面接で語った退職理由は、次のような内容です：
「私は学生時代から理系を専攻してきましたが、新卒では営業職に就きました。
仕事自体にはやりがいを感じていましたが、自分の中では“ものづくり”や“現場”に対する興味が強く、いつかは技術職に挑戦したいと思っていました。
今回、家族の事情もあり実家の横に家を建てたこともあり、今後は地元で腰を据えて働ける職場で、理系の経験を活かしたいと考えています。」
このように、「キャリアの方向性」と「家庭環境の変化」の2軸で語ると、面接官も納得しやすい反応を見せてくれました。
◆ 退職は「去る準備」がすべて。だからこそ円満になる
退職というと、「裏切り」と思われないか、「迷惑をかけないか」と不安になります。
でも、実際は**「どう辞めるか」で評価される」**のが社会です。
私は以下のことを徹底しました：
- 最低6か月前に意思表明
- 引き継ぎ資料を完成させてから正式提出
- 社内の関係性に最後まで礼儀を尽くす
こうして私は、誰とも揉めることなく円満に退職でき、新しい職場でも良い印象で転職をスタートすることができました。
🔍 まとめ：家庭持ちこそ、“筋を通した退職”が信頼になる
転職活動は、ただ履歴書を書いて応募するだけではありません。
家庭持ちにとっては、退職そのものが「次の職場との信頼をつくるスタート地点」でもあります。
- 家族との話し合いを土台に
- 会社との関係も最後まで大切に
- 自分のやりたいことに向けて、準備と誠意を尽くす
この3つを丁寧に積み重ねていけば、転職後の職場でも「信頼できる人」として一目置かれるはずです。
Part6｜スムーズに退職するための3ステップ【家庭持ち向け完全ガイド】
「退職を決めた」と言っても、いざ行動に移そうとすると、手続きやタイミング、社内の動き方に迷うもの。
特に家庭がある場合、「次が決まってから」「揉めたくない」「有給消化は…？」など考えるべきポイントは山ほどあります。
ここでは、家庭持ちが円満かつ効率よく退職するための【3つのステップ】を、具体例を交えて解説します。
✅ ステップ1：退職の“伝えるタイミング”を見極める
▶ 就業規則を確認するのが最優先
まず確認すべきは、自分の会社の就業規則です。
多くの会社では「退職希望日の1か月前までに申し出ること」と定められていますが、職種によっては2〜3か月前の告知が慣例となっている場合もあります。
✅ 私のケースでは、営業担当として顧客が40社以上あったため、半年以上前に上司へ相談しました。
▶ 家庭と連携して、退職時期を調整
退職時期は、会社都合だけでなく家庭のイベント（例：子どもの入園・引っ越し・出産など）とも密接に関係します。
✔ 保育園の入園時期に合わせたい
✔ 妻の仕事復帰とタイミングをそろえたい
✔ 実家の建築スケジュールと並行させたい
こうした事情を“家族会議”で共有し、全体のスケジュールを組むことで、家庭と職場の両方に迷惑をかけない計画的な退職が可能になります。
✅ ステップ2：退職願・退職届の書き方と伝え方
▶ 「退職願」と「退職届」の違いを理解する
- 退職願：まだ正式決定ではなく「希望」を伝える書類（上司への相談段階で提出）
- 退職届：会社への最終的な意思表明（受理＝確定）として正式提出する書類
📝 退職願の例文（フォーマルVer）
コピーする編集する令和◯年◯月◯日
〇〇部 部長 〇〇様
私儀、このたび一身上の都合により、
令和◯年◯月末日をもちまして退職いたしたく、
ここにお願い申し上げます。
在職中は格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後も業務の引き継ぎには誠意をもって対応いたしますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
署名：〇〇〇〇（氏名）
▶ 退職の伝え方で気をつけたい3つのポイント
- 感情的・一方的な伝え方は避ける
→ 「会社に不満があるから辞める」ではなく、「家庭とキャリアの見直しをしたい」と前向きに。 - 繁忙期直前は避ける
→ 上司・部下・顧客すべてに影響するため、タイミングは非常に重要。 - “相談ベース”でスタートする
→ 「一度ご相談したいことがあります」と時間を取ってもらい、丁寧に話すことが円満への第一歩。
✅ ステップ3：引き継ぎと有給消化をスムーズに進める
▶ 引き継ぎは“未来の誰か”のための投資
引き継ぎを甘く見ていると、退職後も「電話が鳴る」「チャットが飛んでくる」という事態になります。
私は以下のような形式で資料を作成しました：
- 【Excel】現在進行中の案件一覧（顧客名／内容／期限／進捗状況）
- 【Word】顧客ごとの対応マニュアル（誰とどう接していたか）
- 【フォルダ管理】提案書／見積もり履歴／社内メールログのまとめ
- 【紙】よくある質問Q&A（新担当が困りがちなことを整理）
「この資料さえあれば、誰でも代わりに動ける」という状態にまで落とし込んでおくと、退職後も穏やかにフェードアウトできます。
▶ 有給休暇は“権利”。だが“戦略的に”使うのが正解
家庭持ちにとって、有給の使い方も非常に重要です。
例えば：
- 子どもの入園準備
- 引っ越しや手続き関係
- 転職先の健康診断・オリエンテーション
- 家族旅行でリフレッシュ
など、使い道は多数。
ただし、「全部使い切るぞ！」という姿勢だと会社との関係が悪化することも…。
以下のように調整しましょう：
📝 有給取得のコツ
- 退職1か月前から調整を始める
- 引き継ぎが終わった順に有給申請を進める
- 「残り◯日ありますので、業務に支障がなければ取得したいです」と上司に相談
実際、私は20日分のうち12日を取得し、8日は“会社への感謝”として出勤に充てました。
この対応が信頼につながり、「また戻ってきてもいいよ」と言ってもらえたほどです。
✅ 補足：家庭があるなら「健康保険」「住民税」なども要確認
退職後には、下記のような手続きも必要です：
- ✅ 健康保険の任意継続 or 国民健康保険への切り替え
- ✅ 住民税の一括 or 普通徴収の選択
- ✅ 企業型確定拠出年金の移管
- ✅ 保育園・学校への退職報告と就労証明書の再提出（共働きの場合）
家庭全体の手続きが発生するため、配偶者と一緒に“退職前後のToDoリスト”を作っておくことをおすすめします。
退職準備が整ったら、次は“転職先選び”。採善策なら、100種類以上の採用ツールを組み合わせて、あなたに合ったキャリアプランを無料で提案してくれます。
100種類の採用ツールを組み合わせた採用代行＆無料プランニング実施中【採善策】
🔍 まとめ｜スムーズな退職は、未来の信頼と家族の安心につながる
家庭を持っていると、退職は「自分だけの問題」ではありません。
家族・会社・次の職場、すべてに誠意を見せる必要があります。
- ステップ1：伝えるタイミングは、家族と会社の両方を見ながら調整
- ステップ2：書類は形式だけでなく、気持ちを込めることが信頼につながる
- ステップ3：引き継ぎと有給調整は“見えない評価”を生む場面
この3ステップを丁寧に実行できれば、あなたの退職は、
「家庭を守りながら、責任も果たせる人」という評価に変わります。
そしてそれは、次の転職先でも必ず伝わり、あなたの大きな“信用資産”となるでしょう。
Part7｜まとめ｜退職は家族と自分を守るための第一歩
「家庭があるのに転職しても大丈夫かな…」
「今の会社に迷惑をかけない退職って、できるんだろうか…」
そんな不安や葛藤を、あなたも抱えていませんか？
でも、これまでの章でお伝えしてきたように、**退職はネガティブなものではなく、“次の人生を築くための前向きな選択”**です。
そして家庭持ちにとっては、仕事の安定性や働き方が「家族の生活基盤」そのものに直結しています。
✅ 退職は「自分だけの決断」ではないからこそ、丁寧に
結婚し、子どもが生まれ、家族の形ができてくると、何かを決めるときには必ず“影響を受ける人”が生まれます。
だからこそ、独身の頃のように「勢いだけで辞める」ことはできません。
しかし、裏を返せば、家族がいるからこそ“計画的な退職”ができるのです。
- 今の仕事が将来まで続けられるか
- 家族との時間は十分に取れているか
- 収入と支出のバランスは保たれているか
これらを見つめ直すことで、あなた自身の人生の軸がクリアになっていきます。
✅ 円満な退職こそが、最高の転職準備になる
転職活動において、「今の職場をどう辞めたか」は、次の職場でも大きな影響を及ぼします。
面接では、前職の退職理由が必ず聞かれますし、引き継ぎが不十分で辞めた人は、前職からネガティブな評価が出回る可能性も。
だからこそ、以下の3点がとても重要になります。
- 誠意を持って退職を伝えること
- 家族とも会社とも“事前にすり合わせ”をしておくこと
- 未来に向けた希望を退職理由に込めること
これらを意識することで、**「家庭持ちなのに責任感がある人」「長く働いてくれそうな人」**という評価に変わっていきます。
✅ 家庭を持つからこそ、選ぶべき働き方がある
退職は“終わり”ではなく、“始まり”です。
あなたにとっての本当の目標は、辞めることではなく「より良い働き方を選ぶこと」ではないでしょうか？
- 子どもと過ごす時間を確保したい
- 親の介護が視野に入ってきた
- 妻のキャリアとバランスを取りたい
- 自分の健康や精神的な余裕を大切にしたい
こうした**「家庭優先の働き方」**は、時代が変わる中で確実に選択肢が増えています。
昔のように「我慢して働き続けることが美徳」という時代ではありません。
家庭持ちだからこそ、“働き方改革”の主役になれるのです。
✅ 最後に：あなたが選んだ未来は、きっと家族も応援してくれる
転職を考えることは、弱さではありません。
むしろ、**家族と向き合い、自分の未来を真剣に見つめたからこその“強さの証”**です。
私自身、転職を決意した時は悩みました。
でも、結果的に今の職場では、家族との時間が増え、通勤のストレスも減り、毎日を丁寧に過ごせるようになりました。
そして何よりも、子どもたちに「パパは自分の人生を前向きに選んだんだよ」と胸を張れる自分でいられることが誇りです。
退職は、新たな挑戦の始まりでもあります。JTEXなら、理系技術系のスキルを自宅で学び直せる講座が豊富。
未経験分野へ踏み出す一歩としてもおすすめです。
✨ これから退職・転職を考えるあなたへ
もし今、悩んでいるなら、この記事を通して“背中を押された”と感じていただけたら嬉しいです。
あなたの退職が、家族にとっても、自分自身にとっても、最善のスタートになることを願っています。
一歩踏み出すその勇気を、応援しています。
🔗 おすすめ内部リンク
- 👉 【例文あり】家庭持ちの転職志望動機｜家族も納得する伝え方
- 👉 【失敗談】最初の転職エージェント面談で失敗した話
- 👉 【面接突破術】実際に使った逆質問例まとめ
- 👉 【完全比較】家庭持ちにおすすめの転職エージェント3選
- 👉 【保存版】家庭持ちが転職活動前にやるべきお金の準備
ABOUT ME
👨🔧 38歳・2児の父が「営業→技術職」に転職成功！
はじめまして、うんばです。理系出身ながら営業職に就職し、家族と過ごす時間を求めて35歳で未経験から技術職へ転職しました。このブログでは、家庭を持ちながらキャリアチェンジした実体験や、副業・家計管理について発信しています。
