IT転職の面接で何を話せばいい?未経験30代が落ちまくって気づいたこと
面接で何を話せばいいか、最初は本当にわからなかったです。
職務経歴書には「設備管理10年」と書いてあって、面接官の前に座るたびに「この人がなぜIT?」という空気を感じる。それが毎回怖かった。
最終的に9社の面接を受けて2社から内定をもらいましたが、最初の3社はほぼ手応えなく落ちました。そのときの私と、内定が出た頃の私では、面接での話し方がかなり変わっていました。
何が変わったのかを、正直に書きます。
最初の3社で全部落ちた。何がまずかったか

転職活動を始めたばかりの頃、面接でこんなことを言っていました。
「IT業界の成長性に魅力を感じて、これからのキャリアのためにチャレンジしたいと思いました」
今思うと、これが一番まずかった。どこかで読んだような文章を、自分の言葉じゃない感じで話していたんですよね。
設備管理10年という経歴は、IT業界の面接官からすると「なぜ今更?」という疑問が最初に来ます。その疑問を解消しないまま「成長性」「チャレンジ」みたいな抽象的な話をしても、「それ、あなたじゃなくてもいいですよね」ってなってしまう。
3社落ちた後、レバテックキャリアの担当者に面接の話をしたら、こう言われました。
「志望動機が弱いというより、前の仕事との繋がりが見えない。なぜ設備管理→ITなのかの理由が、まだ自分の話になっていない」
それを言われてから、答え方を全部見直しました。
「なぜIT転職?」に正直に答えた方がよかった
私が最終的に使った答え方はこういうものでした。
「設備管理の仕事をしながら、トラブル対応の記録をExcelで自動化したり、巡回スケジュールを管理するシートを作ったりしていました。そういう作業をしているときが一番面白くて、もっと本格的にやりたいと思ったのがきっかけです」
これで「成長性」とか「デジタル化」みたいな話は一切していません。ただ、実際に自分がやっていたことを具体的に話しただけです。
面接官が求めているのは「この人はIT業界で何ができるか」じゃなくて、まず「この人がなぜ来たのか」です。その答えが自分の経験から来ていると、納得感が全然違う。
前職との繋がりを説明できれば、未経験でも「ゼロから始める人」ではなく「方向転換してきた人」という見え方になります。
面接で必ず聞かれた5つの質問と、実際に使った答え方

9社の面接を受けて、ほぼ毎回聞かれた質問があります。準備しておいて損はないものをまとめておきます。
①「なぜIT業界ですか?」
さっき書いた通り、前職の具体的なエピソードから繋げるのが一番刺さります。「Excelで業務改善した」「設備のデータをまとめていた」「システムのトラブル対応で担当者に指示した」など、何でもいいです。
IT系の仕事と接点があった経験を一つ持っておくと、志望動機の説得力がかなり変わります。
②「30代で未経験、正直不安じゃないですか?」
これを聞いてくる面接官は結構多かったです。私はこう答えていました。
「不安はあります。でも10年間、現場でトラブルが起きるたびに原因を調べて解決してきた経験があるので、知らないことを調べる力はあると思っています。同期の20代より覚えるのが遅くなることはあっても、焦って辞めることはないです」
正直に「不安はある」と認めた上で、それでも続けられる理由を話す。「まったく不安はありません!」と言うより信頼されやすかったです。
③「自己PRをしてください」
これが一番難しかった。「設備管理で何をやってきたか」は話せても、それをITの仕事に活かせる話に繋げるのが難しい。
私が使っていたのは「問題を仕組みで解決してきた経験」という切り口でした。
「機器のトラブルが続いたとき、その都度対応するのではなく、点検記録を整理して傾向を分析し、先手を打てる仕組みを作りました。こういう考え方は、ITの現場でも活きると思っています」
具体的なエピソードがあると、面接官の反応が変わります。「実際にどれくらい改善しましたか」と掘り下げられたら、話が広がるので逆にチャンスです。
④「入社後のキャリアプランは?」
これも正直に答えた方がよかったです。
「最初の1〜2年でインフラの基礎を固めて、CCNAを取得したい。その後は現場のシステム運用を担える人間になりたい」という具体的な目標を話すと、「勉強する気がある人」という印象になります。
資格名や期間を出すと具体性が増します。私は面接前にCCNAとLinuCのどちらを狙うかを決めて、それを話していました。
⑤「逆質問はありますか?」
これは企業によって変えていました。一番反応がよかったのは、「未経験の方が入社後、最初の3ヶ月で一番苦労することは何ですか?」という質問でした。
現場のリアルを聞く姿勢を見せると、「覚悟して来た人」という見え方になります。「御社の強みは何ですか」という質問は、企業サイトを見れば分かる内容なので、あまり印象に残らなかったです。
受かった面接と落ちた面接、何が違ったか

9社受けて振り返ると、受かった企業には共通点がありました。
面接が「会話」になっていた。
落ちた面接は、私が用意した答えを話して、面接官が次の質問をして、また答えて……という一問一答になっていました。受かった面接は、私の答えに面接官が興味を持って掘り下げてくれて、気づくと30分以上話していたこともありました。
会話が続く面接は、準備した答えをそのまま使うのではなく、相手の反応を見ながら話を調整していく必要があります。これは場数を踏まないと難しいんですが、最初の数社は「練習」くらいの気持ちで受けると、肩の力が抜けて逆に話しやすくなりました。
あとは、インフラ系のエンジニア職は「コミュニケーション能力」を重視する企業が多かったです。プログラミングができなくても、「この人とは一緒に働けそう」と思わせれば内定につながりやすい。IT転職だからと技術的な話ばかり準備するより、自分の話をちゃんとできるかの方が大事でした。
転職エージェントの面接対策がなければ内定は取れなかった
正直に言うと、最初は「エージェントは求人を紹介するだけ」だと思っていました。
実際に使ってみて一番驚いたのは、面接対策のサポートの手厚さでした。レバテックキャリアでは、担当者と模擬面接をやって、その後に「この部分は抽象的すぎる」「この答えは面接官が次の質問をしにくい」というフィードバックをもらえました。
一人で面接の準備をしていると、自分の答えがどう聞こえているかが分からないんですよね。鏡の前で練習はできても、「相手にどう届いているか」は第三者に聞かないと分からない。
IT転職に特化したエージェントを使う最大のメリットはここで、「IT業界の面接では何が重視されるか」を知っている人にフィードバックをもらえることです。
ビズリーチも並行して使っていて、こちらはスカウト型なので自分から応募する手間が省けました。エージェント複数使いは、IT転職では割と一般的です。

まとめ:未経験30代がIT面接で意識すべきことは1つだけ
色々書きましたが、結局一番大事だったのはこれです。
「前の仕事と今回の転職を、自分の言葉で繋げられるか」
未経験だから面接で不利、という面はたしかにあります。でも設備管理10年という経歴は、話し方次第で「現場を知っている人間」という武器になります。
「なぜIT?」という疑問に、自分の経験から答えられるようになるだけで、面接の手応えはかなり変わります。準備としてやることはシンプルで、前職での「仕組みを作った経験」「問題を調べて解決した経験」「数字を管理した経験」を一つでも掘り起こしておくことです。
もし何から始めていいかわからない場合は、まずIT転職に詳しいエージェントと話してみることをすすめます。私もそこから、自分の経験の活かし方が見えてきました。
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