【転職準備】家族と話し合っておくべき5つのこと|後悔しない働き方選びの第一歩

目次
はじめに:転職は「家族の人生」も動かす選択

転職は本人だけの問題ではありません。特に子どもやパートナーがいる場合、生活スタイル・経済面・精神的な安定など、さまざまな面で変化が生まれます。
僕自身、営業職から技術職へ転職する際、家族と何度も話し合いました。初めての業界への挑戦、給料の変化、生活リズムの見直し……。
結果として、家族との十分な話し合いが“安心感”と“行動力”の源になったと感じています。
この記事では、これから転職を考える家庭持ちの方へ向けて、「転職前に話し合っておくべき5つのこと」を具体的に紹介します。
家族と足並みをそろえることは、転職成功のカギです。
第1章:話し合っておくべき5つのこと
① 収入の変化と生活費の見直し

転職にともない、月収・年収の変化が起こる可能性があります。ボーナス体系や残業代の支給条件も変わるかもしれません。
家族と共有しておくべきポイント:
- 給与の「月額」と「年収」の違い
- ボーナス支給月と支給額の想定
- 固定費・生活費の見直し(家賃・保育料・通信費など)
特に生活防衛資金の確保(目安:手取り3ヶ月分以上)が重要。
💡実例:我が家では…
前職のボーナスが約8ヶ月分だったため、月給はそれほど高くありませんでした。 コロナ禍でボーナスが減った際、年収が100万円以上下がり、家計がかなり不安定に。 → その経験から、転職後は「月収ベースで安定していること」を重視するようになりました。
「今は転職しないけど、いずれ備えておきたい」「在宅で学びたい」という方には、SARAスクールの通信講座が最適。家計と相談しながらスキルアップできます。
② 働き方・勤務条件(時間・勤務地)

家庭持ちにとって、通勤時間・残業・勤務地は大きなテーマです。
話し合うべき観点:
- 通勤時間が家庭への影響に与えること
- 残業や休日出勤の有無・頻度
- 転勤の可能性と、引越し時の負担
▶ 我が家では、「通勤片道15分以内」「原則残業なし」「転勤なし」が条件でした。これは、保育園の送迎や夕食準備など、夫婦での育児シフトを維持するためでもあります。
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③ 子どもや家庭のサポート体制

子どもがいる家庭では、育児・家事の分担や、突発時の対応についての確認も重要です。
確認したい項目:
- 保育園・学校・習い事の送迎は誰が担当?
- 体調不良時の看病は?
- 学校行事・参観日の調整
- 祖父母などの外部サポートの有無
▶ 我が家は、祖父母と隣接した住居に住んでいるため、急な呼び出しにも対応しやすい体制です。 → この点も、転職面接でアピール材料になりました。
④ 転職理由と今後のビジョン共有
パートナーに「なぜ今、転職したいのか」「転職後どうなりたいのか」を伝えることは、信頼感と応援の土台になります。
伝えたいこと:
- 転職の目的(働き方/収入/やりがい/家庭の時間)
- 転職後のキャリアビジョン(どんな仕事をどんな環境で?)
- 転職によって得たい変化と、失いたくないこと
▶ 僕の場合、「子どもと過ごす時間を増やす」ことが第一目的でした。 妻も「なら応援するよ」と言ってくれて、面接時にも自信を持って語れるようになりました。
⑤ 転職中〜内定後の役割分担
転職活動中は忙しさが一時的に増します。面接・書類・会社調査・エージェントとのやり取り……。
その間、家のことをどう分担するか、事前にすり合わせておくと負担感が軽減します。
具体的には:
- 面接日は送迎を代わってもらう
- 家事・ご飯作りを少し軽減してもらう
- 書類作成・準備時間の確保に理解を得る
第2章:我が家の話し合いと“ズレ”をどう乗り越えたか
転職を考え始めたとき、すぐに「よし、応援する!」とならないのがリアルな家庭です。 我が家でも、最初の話し合いではいくつかのズレが浮き彫りになりました。
▶ 妻の不安:「収入が下がるのでは?」
僕の頭の中では「生活は安定するし、長期的には好転する」と思っていましたが、 妻にとっては「安定していた現状をなぜ変えるのか」が疑問だったようです。
→ ここで、転職による月収UP、残業なしの恩恵、子どもと過ごす時間が増えるなど、具体的に説明したことで、ようやく納得してくれました。
▶ 自分の思い込み:「どうせすぐ理解してくれるはず」
これは大きな反省点ですが、最初から「自分の選択を妻が当然応援してくれる」と思い込んでいました。 でも現実には、
- 働き方が変わる不安
- 保育園の送迎シフトの再調整
- 家計管理の変化 など、妻側の不安や負担は想像以上だったのです。
→ 話し合いは「説得」ではなく「すり合わせ」だと気づけたことが、何より大きかったです。
▶ 解決のカギは「時間をかけたすり合わせ」
一度で納得を得るのではなく、何度かに分けて時間をとって話し合いました。
- 最初はざっくり「こういう働き方をしたい」
- 次に「具体的な職種・勤務地・給料の条件」
- 最後に「これからの生活全体のイメージ」
これを段階的に共有したことで、お互いに安心できる着地点が見つかりました。
第3章:話し合いを円滑に進めるコツ3選
話し合いは、ただの「説得」や「報告」ではありません。お互いの立場や不安、期待を共有しながら、納得できる着地点を見つけるプロセスです。
ここでは、家庭内の話し合いをスムーズに進めるためのコツを3つ紹介します。
①「情報は先に見せる」ことで安心感を与える
相手が不安に感じるのは、情報が見えないことです。
- 給与の条件(前職・新職)を比較した表
- 勤務時間や転勤の有無など求人票の明示
- 面接スケジュールや今後の流れ
これらをあらかじめまとめておき、見せながら話すことで、主観ではなく客観的に判断してもらえるようになります。
▶ 我が家では、転職エージェントから届いた求人票を印刷して、収入欄や勤務地にマーカーを引きながら説明しました。
② 1回で決めず「話し合いの時間」を確保する
忙しい毎日の中で、つい“その場で決めたい”という気持ちになりますが、相手には咀嚼する時間が必要です。
- 1回目は「ざっくりの方向性」
- 2回目は「具体的な条件確認」
- 3回目は「懸念点や最終判断」
このように段階を分けることで、相手も冷静に考える余裕ができ、納得感が高まります。
▶ 我が家では夜ご飯のあとに15〜20分、1週間に2〜3回「転職のことだけ話す時間」をとりました。短時間でOKなので、定例にするとスムーズです。
③ 感情よりも「目的・背景」を伝える

「もう今の仕事が無理!」などの感情だけを先に伝えてしまうと、聞く側は混乱や不安を感じやすくなります。
代わりに、
- なぜ転職を考えるようになったのか(背景)
- 何を叶えたいのか(目的)
- 今の職場では叶わない理由(現状)
を順序立てて話すことで、共感と納得を得やすくなります。
▶ 僕の場合、「子どもとの時間がほとんどない現状」に課題を感じ、「夕方に保育園へ迎えに行ける生活をしたい」と伝えました。 → これが妻の心にも響き、「それなら…」と話が前に進みました。
家族と一緒に過ごす時間を増やしたい方には、クラウドリンクがぴったり。リモートやフレキシブル勤務が可能な技術職求人が豊富です。
第4章:まとめ|家族と歩む転職は、準備で差がつく

転職は、単なる“職場の移動”ではなく、人生設計の再構築です。
特に家庭を持っている方にとって、
- 子どもとの時間の確保
- パートナーとの協力体制
- 金銭面・時間面での見直し
など、さまざまなバランスを取り直す必要があります。
今回紹介した5つの話し合いポイントと、リアルなズレの乗り越え方、そして円滑な進め方のコツが、あなたの家族との転職準備に少しでも役立てば幸いです。
家族は、人生で最も長く、深く関わるチーム。
だからこそ、転職という選択も“一緒に進む”ことが大切です。
転職後にキャリアアップを見据えて資格を取りたい方は、【SARAスクール】の通信講座で、自宅学習を始めるのがおすすめです。スキマ時間を活用でき、家庭との両立にも最適です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!