【やってよかった】転職前に家族でやった3つのシミュレーション

目次
Part1|なぜ「家族シミュレーション」が必要だったのか?
◆転職は「ひとりの決断」では済まない
35歳で技術職へ転職した私にとって、いちばん最初にぶつかった壁は「自分だけで決めていいのか?」という感覚でした。
独身時代なら、転職は自分のキャリアと年収だけを考えればよかったかもしれません。 でも、今は子どもが2人。妻は時短勤務中。住宅ローンも生活費も、家族全員の生活が「今の収入と働き方」によって成り立っています。
転職によって仕事の時間が変わるだけでなく、生活のリズム、子どもとの接し方、家庭内の役割分担までがすべて見直し対象になります。
◆「勢いだけで辞められない」現実

私が転職を考え始めたとき、すぐに妻と話し合いました。第一声は、
「ほんとうに今なの?」
というリアルな声でした。
当たり前です。現実として、
- 月収が下がるかもしれない
- 勤務時間が変わって送迎の調整が必要になるかもしれない
- ボーナスが不安定になるかもしれない
といった課題が見えていたからです。
これらはすべて、家庭持ちであるがゆえの不安です。 一人暮らしのときは、「しんどかったら転職すればいい」ぐらいの感覚で動けましたが、家族を守りながらの転職はそうはいきません。
◆「やってみてから考える」では遅い
特に家庭がある人にとって、転職は“やってみてから考える”では遅すぎます。
働き方が変わるということは、朝の時間・夜の時間・家庭内の役割が変わるということ。 そしてそれは、妻や子どもに影響が及びます。
- 「朝、保育園の準備が間に合わない」
- 「お迎えが誰も行けない」
- 「夕食の時間がずれて、子どもの就寝が遅くなる」
こうした小さなストレスが毎日積み重なると、夫婦間の不満や子どもの機嫌にすぐ表れます。
だからこそ、“転職をする前にできること”として、家族で生活の再設計をしておくことが不可欠だったのです。
◆だから「シミュレーション」することにした
転職に向けて夫婦で出した結論は:
“できるだけ多くのリスクを、事前に想定して動いておこう”
つまり、「転職したらどうなるか?」を事前にイメージだけでなく、実生活レベルで再現してみるという選択でした。
具体的には、
- 収入が減ったと仮定して家計を再構築
- 通勤時間と送迎のシミュレーション
- 子どもの発熱やトラブル時の対処フロー
- ワンオペ想定での家事と育児の段取り確認
これらを「夫婦で共有」したことで、安心感と信頼感が生まれました。
◆感情面のズレも調整できる
もうひとつ、このシミュレーションが良かった点は「感情のすり合わせ」ができたことです。
転職に対する夫婦の温度感は違って当然です。 夫としては「キャリアの可能性を広げたい」ですが、 妻からすれば「収入が不安定になるのでは」「生活に支障が出るのでは」と不安が先に立ちます。
シミュレーションを通して、
- 妻:「やっていけそう」「もしこうなったらこうしようね」
- 自分:「自分の希望だけでなく、家族全体の調整が必要だ」
という、お互いの納得感を作れたことが最大の成果でした。
◆まとめ:家族での転職シミュレーションが「土台」になる
- 転職は本人の問題ではなく、「家族の生活の再設計」でもある
- 不安を共有し、具体的にシミュレーションすることで安心感が生まれる
- 結果として、転職の成功率も高くなる
次のPartでは、実際にやってみたシミュレーション①「月収ダウンと家計の見直し」についてお話しします。
Part2|シミュレーション①:転職後の月収ダウンと家計の見直し
◆手取りで月2万円〜3万円減るかもしれない
転職後の収入がどうなるかは、実際に内定をもらうまでわかりません。
とはいえ、転職活動の段階で「今より下がる可能性が高い」とわかっていた私は、 家族と一緒に月収が2〜3万円下がったケースで家計をシミュレーションしてみました。
この2〜3万円というのは、例えば今まで外食を週1回していたらそれを0にする、 スマホ代を格安SIMに変える、車の使用を少し控える…というレベルでは補いきれない、 “しっかりと戦略を立てて動かないと赤字になる”水準です。
◆やってみたこと①:固定費の洗い出し

まずは「絶対に出ていくお金」を整理しました。
- 住宅ローン:完済済み(ありがたい)
- サブスク:Amazonプライム・Netflix・マネーフォワードMEなど
- 保険料:共済・収入保障・自動車保険(各保険の内容も精査)
- 通信費:楽天モバイル(自分)・妻のスマホ(格安SIM)
さらに、家族で加入しているJAFや火災保険、車の任意保険なども全て棚卸し。
✅ この時点でマネーフォワードMEのデータが大いに役立ちました!
一つひとつの費用を「本当に必要か?」「もっと安くならないか?」の視点で見直し、 不要な保険や使っていないサブスクはこのタイミングで解約・プラン変更をしました。
結果的に、月7,000〜10,000円程度の固定費削減に成功しました。
◆やってみたこと②:変動費の見直しと“仮予算生活”
次に行ったのは、1か月の生活費を「減収後の想定収入」で暮らす練習。
- 食費:週に2回だった外食を月2回に減らす
- 娯楽費:月1万円→5,000円に制限。レジャーも地元中心に切り替え
- 日用品・雑費:ドラッグストアで週1回まとめ買い方式に
- ガソリン代:行動パターンを見直して「週末だけ車」のルール化
さらに、クレジットカードの使用を意識して控え、「現金管理」に戻しました。
✅ これによって、無意識の支出(コンビニ・ネット購入)が激減!
仮予算で生活することで、実際に“どこがキツくなるか”“どこは削れるか”の感覚が掴めました。
◆やってみたこと③:収入源の分散を検討
削減だけでなく、「収入を増やす視点」も同時に検討。
- 妻のパート:勤務先の時短限界があり増やせず
- 副業:私自身がブログを開始(A8.net登録→初月0円→3か月目に収益発生)
- ポイ活:楽天経済圏+アンケートアプリで月1,000円ほど
- メルカリ:育児用品・衣類の整理で一時的に月1万以上の売上も
✅ 「副業」と言っても、最初は時間と手間だけ。けれど継続すれば希望が持てる
◆やってみたこと④:親との情報共有とバックアップ確認
地方在住の強みとして、両親と生活圏が近いため、いざという時に助けてもらえる体制がありました。
- 送迎の協力(特に繁忙期)
- 保育園のお迎え代行
- 食材のお裾分け(母の手作り惣菜)
✅ 金銭的な支援ではなくても、「支出を減らせる助け」が非常に心強い
また、借金の返済に関しても父に無利子で借りた200万円の返済スケジュールを明確にし、家計に組み込むことで管理体制も整えました。
◆気づきと効果
- 「なんとかなる」ではなく「どうすれば回るか?」を見える化できた
- 妻の協力を得やすくなり、夫婦で節約意識が一致した
- 「月にいくら稼げば赤字にならないか」の具体的な基準ができた
さらに、「収入−支出=貯蓄」ではなく、
収入−貯蓄=使える金額
という逆算の考え方を夫婦で共有したことで、
- 目標貯蓄額(生活防衛資金6か月分)
- 貯蓄できたら副業に時間を割く
という“安心のサイクル”が見えてきました。
次は、保育園と勤務時間の再設計=生活リズムのシミュレーションについてお伝えします。
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Part3|シミュレーション②:保育園・勤務時間・送迎の再設計
◆転職後の通勤時間が変わると、生活も変わる
前職では、朝6:50に家を出て、帰宅は20時を超えることも。
それが転職によって「7:30出発、17:30帰宅」の生活になりました。
一見、良い変化に見えますが、保育園の送迎・家事・育児の分担すべてが変わるため、生活全体の組み直しが必要でした。
◆やってみたこと①:1日のタイムテーブルを夫婦で書き出す

- 朝起きてから保育園までの流れ
- 帰宅後〜夕食〜寝かしつけまでの時間割
- それぞれの役割分担(送り/迎え/風呂/片付け)
この作業で「この時間帯は絶対にバッティングする」「ここで私が動けば、妻が楽になる」など、具体的な時間配分のズレが明確になりました。
紙に書き出すことで、お互いの「気づき」が倍増。
- 妻:「あ、ここ私いつもギリギリなんだよね」
- 自分:「あ、俺その時間ヒマだったわ」
というように、“口に出さなければ分からなかった負担”が浮き彫りになりました。
◆やってみたこと②:送迎パターンのバリエーションを考える
送り迎えは毎日のことなので、最初に「絶対にこの担当」と決めてしまうと後で苦しくなります。
我が家では以下のように柔軟な「ローテーション形式」を取り入れました。
曜日 | 朝(送り) | 夕(迎え) |
---|---|---|
月 | 妻 | 自分 |
火 | 自分 | 妻 |
水 | 妻 | 自分 |
木 | 自分 | 妻 |
金 | フリー(祖母 or 臨機応変) |
✅ 子どもがぐずった時・残業がある時なども、無理のない構成に
さらに、送迎の“バックアップ体制”もシミュレーションしておきました。
- 祖父母に送迎を依頼できるか(時間帯の確認)
- 保育園の延長保育の利用条件(締切・費用)
- 緊急連絡網や保育園の預かりルール
◆やってみたこと③:生活リズムのトライアル実行
机上の空論にせず、実際に「転職後と同じ時間割」で生活してみるテスト期間を設けました。
例えば:
- 朝6:30に起床し、7:35に家を出る想定で準備してみる
- 17:30帰宅→夕食→風呂→歯磨き→20:30就寝の流れを再現
- 洗濯や片付け、保育園準備を“夜のうちに”やる習慣を導入
1週間試しただけでも、
- 妻:「この流れなら夜のイライラが減る」
- 自分:「朝ごはん準備してると子どもとの会話が増える」
など、実感できる変化がありました。
✅ “家族全体でのリズム”を体に覚えさせるのがカギ!
◆副業時間とのバランスも同時に設計
夜の30分〜1時間を使ってブログ執筆をする自分にとって、「子どもが寝た後」が勝負時間。
- 子どもを20:30までに寝かせる
- 21:00〜22:00は自分時間(副業・読書)
- 22:30までに就寝
これを守るために必要なのは、前段のスケジュール全体の安定感でした。
◆気づきと効果
- 時間の見える化で「イライラ」や「察して」が激減した
- 家族の1日が“チームで動くもの”だと実感できた
- 送り迎えを積極的に担うことで、子どもとの時間も増えた
さらに:
- 子ども:「きょうはパパがおむかえだった!」と嬉しそうに話す
- 妻:「夕方の予定に余裕ができたから、美容院も行けるようになった」
など、“家族全員の満足度”が高まる結果になりました。
このシミュレーションによって、ただ生活をこなすのではなく、「どうすれば全員がラクになるか」を考える時間が生まれました。
次は、ワンオペ状態を想定した「家庭のまわし方」シミュレーションです。
Part4|シミュレーション③:ワンオペ時の家庭のまわし方
◆「いざという時」に備えるための訓練
共働きの家庭であれば、「どちらかが家にいない日」は必ず訪れます。
出張、残業、体調不良、子どもの体調不良など、理由はさまざま。
我が家の場合は、
- 妻の繁忙期や棚卸で帰宅が遅れる日
- 私自身の通院や休日出勤
- 子どもの急な発熱で保育園から呼び出される
といった場面で、“ワンオペ状態”になることを想定したシミュレーションを行いました。
◆やってみたこと①:ワンオペ生活の「フロー化」

まずは「一人で子ども2人を見ながら、家事・育児をどう回すか?」を紙に書き出しました。
例:
平日夜のフロー(妻不在時)
- 保育園のお迎え(2人とも)
- 自転車で帰宅 → 手洗い・うがい(自発的にさせる導線)
- 夕飯を出す(作り置き or レンチン)
- 食事中に洗濯機回す → 食後すぐ干す
- お風呂は2人同時 or 下の子だけ先に入れておく
- 歯磨き・絵本・寝かしつけ(20:30目標)
この「流れ」を体で覚えるために、何度かワンオペ日を設定し、自分一人でトライ。
✅ 初回は正直てんてこ舞い…けど、徐々にコツと時間配分が見えてきます!
◆やってみたこと②:事前準備と「頼れる仕組み」の見直し
ワンオペを乗り越えるには、「その日だけ頑張る」のでは限界があると気づきました。
そこで大事にしたのが“事前準備と仕組み化”。
- 食事:冷凍ストックの管理(おにぎり・野菜スープ・チキンソテー)
- お風呂:タイマー式のお湯張り、滑り止めマット常設、2人の順番ルール
- 寝かしつけ:読み聞かせ用の絵本をあらかじめ選んでおく
さらに:
- 「上の子が下の子を手伝える」役割を意識してもらう
- お風呂後の着替え場所を「一か所」にしてバタつきを減らす
- Amazon定期便やドラッグストアまとめ買いで買い物頻度を減らす
✅ 自分一人の気合ではなく、“回る仕組み”が家庭の味方になります
◆やってみたこと③:休日ワンオペ・平日ワンオペの差を体感
意外だったのは、「休日と平日でワンオペの負荷が全然違う」こと。
✅ 平日ワンオペ:
- タスクは多いけど、ルーティン化されているので対応しやすい
✅ 休日ワンオペ:
- 子どもの相手(遊び)を求められる
- 買い物や掃除も重なる
- 昼食・お昼寝・お出かけ対応…と自由時間ゼロ
これを踏まえて:
- 休日は午前だけで“家事パート”を終える段取りにする
- 午後は公園か実家に頼るなど“外部活用”で消耗を避ける
◆気づきと効果
- 子どもの「自立心」を育てるチャンスになった(上の子が歯磨きをリード)
- 妻の苦労がリアルに理解でき、感謝の言葉が自然に出るように
- 自分ひとりでも家庭を回せる自信がついた
そして何より、
✅ 「妻がいないと無理」→「夫婦どちらも回せる」状態に近づけた
これは家庭にとって非常に大きな変化でした。
次は、**話し合って見えてきた「家族の価値観」と優先順位」についてお話しします。
Part5|話し合って見えた「家族の価値観」と「優先順位」
◆シミュレーションを通して“本音”が出てきた
ここまで家計、生活リズム、ワンオペ対応とさまざまなシミュレーションをしてきた中で、 夫婦間の会話が深まったことで「本当に大事にしたいこと」が見えてきました。
転職という人生の転機に向き合う中で、
- どう暮らしていきたいのか?
- 子どもとの時間をどう優先するか?
- 仕事と家庭のバランスはどうあるべきか?
そんな「家庭としての価値観」が、シミュレーションと話し合いを通して徐々に言葉になっていきました。
◆やってみたこと①:「大事にしたいものリスト」を書き出す

夫婦でA4用紙に以下のような項目をそれぞれ書き出しました。
- 子どもと毎日ふれあえる時間
- 通勤時間が短いこと
- 急な呼び出しに対応できる職場
- 土日祝が休みであること
- 年収〇万円以上
- 家族との食事の時間を持つこと
その上で「これは譲れない」「これは妥協できる」を赤ペンで共有。
✅ 口で言うより紙に書くことで、互いに誤解なく思いを伝えられました
◆やってみたこと②:優先順位を夫婦で再定義
価値観を書き出したあとは、「じゃあどれが一番大事?」を確認。
我が家では、
- 家族との時間(育児・夕食・送り迎え)
- 通勤時間の短さ(片道15分以内)
- 転勤なし・地元勤務
- 年収が生活をまかなえる水準
- 成長実感・スキルアップの余地
という順になりました。
以前は「収入第一」で考えていた自分にとって、 「子どもとの時間が最優先」という再認識は大きな方向転換でした。
◆やってみたこと③:「未来の生活」を言語化する
未来にどうなっていたいか、夫婦で“将来の生活イメージ”も共有しました。
- 「毎日一緒に夕飯を食べられる暮らし」
- 「保育園・小学校の送り迎えができる環境」
- 「子どもの行事に参加できる働き方」
- 「家庭の時間を守りつつ、自分のスキルも育てたい」
これを言葉にしておくと、転職活動中に「どの求人が合っているか」「何を優先して選ぶか」の判断基準になります。
✅ 転職先選びの“モヤモヤ”が減り、「判断にブレがなくなる」効果あり!
◆価値観の共有が、ブレない転職軸になる
シミュレーションを通して分かったのは、
- 家族の価値観を言葉にすることが“最強の羅針盤”になる
- 判断に迷ったときの「優先順位」が明確になる
- 妻との対話が増えることで、不安より信頼が育まれる
夫婦で描く将来像が共有できたことで、 「この転職は“家族のためにある”」という自覚が生まれました。
次は、実際にシミュレーションをしてよかったと実感できた3つの効果についてお話しします。
「未経験だけど挑戦したい」「家庭があるからこそ働き方に妥協できない」
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Part6|シミュレーションしてよかった!3つの効果
◆転職活動が“他人事”ではなく“家族事”になった
転職はどうしても本人主体の活動になりがちです。
履歴書を書くのも、面接に行くのも、エージェントとやり取りするのも、すべて自分。
でも、その結果には家族全員が影響を受けます。
シミュレーションを通じて、
- 妻も「一緒に考えよう」というスタンスになった
- 子どもも「パパは頑張ってる」と応援してくれた
- 家族での生活が“共同プロジェクト”として動き始めた
これによって、転職活動が孤独なものではなくなり、 心理的にも支えられている感覚を持ちながら進めることができました。
◆自信をもって「選ばない決断」もできた
シミュレーションを重ねたおかげで、「希望と現実の折り合い」を客観的に理解できました。
例えば:
- 年収が高いけど通勤に1時間半かかる求人 → 家庭との両立が難しいと判断し見送り
- スキルアップできそうだけど、土曜出勤ありの職場 → 保育園行事とぶつかるリスクがあり見送り
✅ “選ぶ”だけでなく、“選ばない勇気”を持てたのは、家族とすり合わせた基準があったからこそ
結果的に、「この会社にしたのはなぜか?」を自分でも納得でき、面接時にもブレない軸を語れるようになりました。
◆転職後のギャップが最小限に抑えられた
転職後は生活が一変するもの。
でも、事前にリアルな生活を想定していたことで、
- 朝の支度・送りのバタバタ感 → ほぼ想定内
- 収入減による家計管理 → 既に対策済み
- ワンオペ日の進行 → 手順が体に染みていた
など、ほとんど“想定の範囲内”で過ごすことができました。
さらに:
- 妻:「本当に準備しておいてよかったね」
- 子ども:「パパのおむかえ、またある?」
と、家族の中でもポジティブな言葉が出るように。
✅ 転職後に“あわてない”ためには、転職前に“備える”ことが一番の近道!
◆感情面でも効果は絶大だった
- 「ちゃんと準備した」という自信が持てた
- 「妻と何度も話し合った」という安心感があった
- 「ダメでもまた一緒に考えよう」という信頼感があった
転職活動中は、内定が出るかどうかという外部要因に振り回されがちです。
でも、家族と連携して準備した時間があったことで、 「たとえ失敗しても乗り越えられる」という土台ができていました。
次は、この記事のまとめとして「転職は“家族で乗り越えるプロジェクト”」という考え方を整理していきます。
まとめ|転職は「家族で乗り越えるプロジェクト」
◆“準備したからこそ”の安心がある
35歳で家族を抱えたまま技術職に転職するという選択は、
決して軽いものではありませんでした。
収入の不安、生活リズムの変化、家庭内のバランス…。
それらすべてに向き合うには、感情だけではなく「準備」が必要でした。
今回紹介した3つのシミュレーションは、どれも特別なことではありません。
けれど、事前に「もしこうなったらどうする?」を家族で話し合い、
実際にやってみたからこそ、転職を“安心感のある選択肢”に変えることができたのだと思います。
◆「家庭の同意」があると転職は強い
転職において、スキル・経験・年齢といった要素はもちろん大事です。
でも、家庭持ちの人にとって本当に大きいのは、
✅ 家族の同意があるかどうか
という一点だと感じています。
- 妻の協力があるから時間を作れる
- 子どもに説明できるから背中を見せられる
- 家族の支えがあるから自信が持てる
これらが揃ってはじめて、転職活動を本気で進められると思うのです。
◆この記事で伝えたかったこと(まとめ)
シミュレーション | 実施内容 | 得られた効果 |
---|---|---|
① 家計の見直し | 月収ダウンを想定して仮予算生活 | 無駄の可視化/安心感の獲得 |
② 生活リズムの再設計 | 送迎や夜の段取りを再構築 | 家族の協力体制/子どもとの接点増加 |
③ ワンオペの対処 | 一人で全て回す訓練 | 自信と仕組みの確立/感謝の気持ち |
◆最後に:転職活動を始めるあなたへ
転職を考えているあなた。
もし家族がいるなら、ぜひ一度「家族全員の未来」をイメージしてみてください。
- どんな暮らしをしたいか?
- どんな働き方なら家族みんなが笑えるか?
- そのために何を準備しておくべきか?
この記事が、あなたとご家族の“転職プロジェクト”のスタートに、少しでも役立てば幸いです。
「転職だけでなく、家庭も守れる働き方を考えたい」
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