【転職直前】有給消化はどう取る?円満退職の手順

目次
Part1|「有給全部使って辞めたい」はワガママ?

転職が決まり、「さあ、あとは退職するだけ」となったときに必ずと言っていいほど浮かぶ疑問があります。
「有給、全部使って辞められるの?」
そしてその裏には、
- 「会社に迷惑をかけるんじゃないか」
- 「周囲の目が気になる」
- 「引き継ぎってどうするの?」
というモヤモヤした不安がつきまとうのです。
特に家庭を持つ立場としては、
- 有給を使って少しでも家族との時間を持ちたい
- 転職前の“リセット期間”として休息したい
- 保育園・引っ越し・通勤手段の切り替えなど準備が多い
という理由から、「可能なら有給は全部消化したい」と思うのは自然なことです。
◆でも現実は──「言い出しにくい」
実際には、
「周囲の人は引き継ぎで大変になるのに、自分だけ休むなんて…」 「“有給泥棒”と思われたらどうしよう」
といった心理的ハードルのせいで、有給を言い出せずに泣き寝入りする人も多いです。
また、上司との関係性が微妙だったり、そもそも「退職すること自体が気まずい」場合、
- 「消化したいけど空気的に無理そう」
- 「辞めるんだから“奉仕”しろみたいな雰囲気がある」 という空気感に押されてしまうこともあります。
✅ ですが、ここでまずお伝えしたいのは:
「有給を全部使って退職するのは“ワガママ”ではありません」
◆結論:有給の取得は労働者の「権利」です
法律上、有給休暇(年次有給休暇)は労働者に認められた正当な権利です。
特に退職が決まった場合、
- 「有給をすべて消化して辞める」
- 「退職日までを有給で埋める」 といった行動は、制度上は何の問題もありません。
💡 企業側が「繁忙期だからダメ」「引き継ぎがあるから無理」と言ってきたとしても、 それは**“拒否できない”**のが原則です。
ただし、ここに“現場のリアル”が加わると話がややこしくなります。
◆“制度と現実”のギャップにどう対応するか?
制度的にはOKでも、現場では──
- 「前例がない」
- 「空気的に許されない」
- 「繁忙期で全員ピリピリしている」
そんなタイミングで「有給全部取ります」と言えば、当然ながら反発や冷たい視線を浴びることもあるでしょう。
✅ そこで大切なのは:
「制度に甘える」ではなく、「配慮をもって主張する」姿勢
これが、“権利の主張”を“信頼される行動”に変えるカギとなります。
◆家庭持ち転職者こそ、有給を活用すべき理由
家庭を持つ方は、転職にあたって多くの調整が必要です。
- 子どもの送迎先や保育園の切り替え
- 通勤ルート・車の入れ替え
- 妻・夫とのスケジュール調整
- 引っ越しや住民票の変更
- 保険の切り替えや手続き
これらをすべて“業務最終日から次の会社の初出社までの2〜3日間”で片付けるのは非現実的です。
だからこそ、
- 有給をしっかり使って準備時間を確保
- 家族と過ごす時間を設けてリフレッシュ
- 新天地で心身ともに万全の状態でスタート
という選択肢が、家庭持ちの転職者には必要不可欠なのです。
◆実体験|筆者も「残りの10日間すべて使いました」
筆者(家庭持ち転職経験者)も、退職前に
- 引き継ぎ期間3週間
- 最終出勤日設定
- 有給10日間一気に消化 という形で、キレイに退職できました。
その間にやったことは:
- 子どもと動物園&家族写真撮影
- 新生活の手続き(保険、NISA、通帳整理)
- 有給中に副業ブログを立ち上げ
- 前職の最終精算の確認と郵送対応
→ 有給がなければ心も体も間に合っていなかったのが正直なところです。
◆次に知りたいのは「法律的にどうか?」
Part2では、「会社が有給消化を拒否できるのか?」「何日前までに言えばいいのか?」など、
**“制度面のリアル”**を詳しく解説していきます。
✔ 法的には取れる?
✔ 会社が拒否することってある?
✔ 退職日ってどう設定すれば?
その疑問を解消して、安心して退職に向かいましょう。
Part2|法律的に有給は使い切れるのか?

「有給消化して辞めたい」と思ったとき、次に湧いてくるのが法律上の疑問。
- 「会社が拒否することってある?」
- 「有給消化って何日前までに言えばいいの?」
- 「そもそも、法律的に“退職日=最終出勤日”ってOKなの?」
このPartでは、制度の仕組みと現実的な落とし所を解説します。
◆有給休暇の基本|“時季指定権”の存在
労働基準法第39条によると、労働者には**年次有給休暇を自由に取得できる権利(時季指定権)**が与えられています。
つまり、原則として:
🔵「この日から有給使います」と申し出る → 🔵「会社はこれを拒否できない」
という構造です。
ただし、1点だけ例外があり、
「事業の正常な運営を妨げる場合に限り、会社は時季変更権を行使できる」 とされています。
◆“時季変更権”とは?実際には使えないケースが多い
一見、会社が「繁忙期だからダメ」と言えそうに見えるこの“時季変更権”。 しかし、退職を前提とした有給取得には基本的に適用できません。
理由はシンプルで、
- もう勤務が終わるから“変更できる時季”がないため
そのため、退職予定者の有給申請は基本的に拒否できないというのが、厚生労働省の見解です。
✅ ポイント:
🔸退職日までに残日数分をすべて有給に充てる=OK 🔸会社側に「変更する時季」の余地がない=拒否できない
◆有給消化に関するトラブル事例
では、実際にはどんなトラブルがあるのでしょうか?
🔻 事例①:「引き継ぎが終わってないからダメ」
→ 引き継ぎの不備と有給取得は別問題。
業務調整は会社側の責任です。
🔻 事例②:「うちは“消化なし”が慣例なんだよ」
→ 慣習は法的根拠になりません。
就業規則に明記されていても無効です。
🔻 事例③:「○○さんは取らなかったから、君も…」
→ 他人との比較は意味なし。
個人の権利は個別に主張可能です。
◆「退職日」と「最終出勤日」の違いを押さえよう
これが意外と見落とされがちですが、有給をうまく使うためには:
- 退職日(会社との雇用契約が切れる日)
- 最終出勤日(会社に最後に出社した日)
この2つをきちんと切り分けておく必要があります。
✅ 有給を使いたい場合:
例)3月31日付で退職(=退職日)
→ 3月10日が最終出勤日/11日〜31日は有給消化でOK
退職届や面談では、
- 「退職日は3月末、最終出勤は○月○日を予定」
という形で両方を明記しておくと、トラブル回避になります。
◆何日前までに申請すればいい?
有給申請には法律上「○日前まで」というルールはありません。
ですが、現場運用的には:
- 理想は2週間以上前
- 引き継ぎにかかる日数+1週間がベスト
✅ 特に家庭持ちの場合:
- 保育園の変更/引っ越しの手続き/銀行・保険の切替などもあるため、早めに有給スケジュールを組んでおくのがおすすめです。
◆「有給申請を拒否されたらどうする?」
もし強引に「うちはダメ」と言われた場合は、以下の対処を検討:
- 申し出を文書(メール)で残す
- 退職日と有給希望日を記載した書面を提出
- 労働基準監督署やユニオンに相談
特に退職時は会社との関係も微妙になりやすいため、
言った/言わないにならないよう、証拠を形にしておくのが重要です。
◆家庭持ちが有給を無駄にしないための準備とは?
ここまでで「取れること」は分かりました。
では、「いつ、誰に、どう伝えるか」が次の課題になります。
Part3では、実際の転職経験者がやっていた有給申請のベストタイミングと伝え方を、家庭都合と絡めながらご紹介します!
Part3|有給消化を言い出すベストタイミング

「有給を全部使って辞めたい」と思っても、それをいつ、どう伝えるか?
ここで間違えると、職場との関係がギクシャクする可能性も。
このパートでは、円満退職のために必要な“有給消化の伝え方とタイミング”を、実体験とともに解説します。
◆結論:退職日の“1.5~2か月前”が理想
民法上、正社員が退職を申し出る際は**「退職日の2週間前」でOK」**です。
ですが、現実には:
- 引き継ぎの準備
- 有給消化日数の調整
- 次の職場への入社準備
これらを考慮すると、1.5~2か月前には伝えておくのがベストです。
✅ 例えば:
- 3月末退職予定 → 1月下旬~2月上旬に退職申請+有給相談
◆「退職意思」と「有給取得希望」は分けて伝える
いきなり「有給10日使って辞めます」と伝えるのは、角が立ちやすいです。
まずは:
① 退職の意思を伝える
② その上で、有給を使いたい旨を相談する
という2ステップで進めるのが円滑です。
🔁 実際の言い回し例:
「このたび転職することを決意いたしました。退職日は○月末を予定しています」
「有給休暇が○日残っておりますので、最終出勤日は○日を考えています」
→ この順番で伝えると、“逃げるように辞める”印象を避けられます。
◆会社の反応別:対処の仕方
🔸ケース①:すんなりOKされる
→ この場合はラッキーです。スケジュール調整に入りましょう。
🔸ケース②:「他の人も忙しいのに…」と渋られる
→ 「引き継ぎ期間をしっかり設けたいので、早めに伝えさせていただきました」
→ 「私が抜けたあとも、スムーズに回るように工夫いたします」
▶ こうした“配慮の言葉”があると、交渉の印象が大きく変わります。
◆家庭持ちの有給消化|特にタイミングが大事な理由
✅ 育児・家事・保育園との連携がある人は:
- 妻/夫と休みを合わせたい
- 子どもの春休みにあわせて転職したい
- 引っ越しや車の準備がある
→ その分、**有給のスケジュール確保は“誰よりも早く動くべき”**なのです。
📌 ポイント:
「言い出す=迷惑をかける」ではなく、
「早く言う=周囲のためにもなる」と切り替えよう。
◆退職日が決まっていないと有給も組めない
「有給の話をしたいけど、退職日をまだ決めていない」 という人は、逆にスケジュールがずれ込んで不利になることがあります。
- 有給をいつ使うか
- 最終出勤日はいつか
- 引き継ぎはどれくらいの期間か
この“全体像”が見えてはじめて、有給消化も納得してもらえる形になります。
◆現職での実体験:半年以上前から調整して成功
筆者(理系職・35歳・家庭持ち)も、
- 顧客対応を40社以上担当
- 社内に自分の業務を引き継げる人が1名のみ という状況で転職することになりました。
そのため:
- 退職の意思を6か月前に上司へ報告
- 有給残20日 → 引き継ぎ+最終出勤後に15日消化
- 残りは家族での春休み準備や生活インフラの切替に使用
→ 結果、職場とも円満に別れられ、
次の職場でも「心の余裕を持って初出社」できました。
◆まとめ:有給を取りたければ“早めに、段階的に”伝える
- 伝えるタイミングは退職日の1.5〜2か月前が理想
- いきなり「全部使いたい」はNG。「まず意思→次に有給希望」
- 家庭都合がある人ほど早めの段取りが吉
- 上司には配慮ある言葉で“味方につける”
このタイミング設計が、円満退職の鍵になります。
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次のPart4では、 ▶ 「どう言えば角が立たないか?」
▶ 「家庭を理由にするときの言い方は?」
という“伝え方のテクニック”にフォーカスしていきます。
Part4|揉めずに伝える“言い方”のコツ
有給を消化して辞める──これは制度上の“権利”であるにもかかわらず、 現実には「言い出しにくい」「気まずい」「トラブルになりそう」と不安になる人が大多数。
ですが、“伝え方”ひとつで、その印象は大きく変わります。
このパートでは、角を立てずに有給を伝えるテクニックを解説します。
◆「主張」ではなく「相談」の形にする
✅ NG例:
「○月末で辞めます。残りの有給20日、すべて使います」
→ いきなりの宣言型だと、上司も身構えてしまい、
「こいつ空気読まないな」と思われる可能性があります。
✅ OK例:
「退職に向けて引き継ぎをスムーズに進めたいと思っています。
有給が○日ほど残っているため、最終出勤日を○日あたりで設定できないかご相談させてください」
→ 「相談ベース」「引き継ぎ前提」だと、会社側の納得感も高まります。
◆家庭都合を伝える際の言い方:感情より“段取り”
「家庭があるから早く辞めたい」と言いたくても、
感情的に語ると印象が悪くなってしまいます。
✅ NGな伝え方:
「家のことが大変で…正直もう限界なんです」
✅ OKな伝え方:
「家庭の事情で、次の職場の立ち上げと生活の再調整が必要です。
それに向けて早めに準備を進めていくためにも、退職日を調整できればと思っております」
→ “冷静に段取りを説明する”ことで、責任ある人という印象に変わります。
◆引き継ぎ・感謝・協力姿勢をセットで伝える
有給消化=サボる、逃げる…という印象を与えないためには、
以下の3点を必ず同時に伝えましょう:
- 丁寧な引き継ぎをする意思
- これまでの感謝の言葉
- 周囲への協力姿勢
✅ OKな言い回し例:
「これまで大変お世話になった職場なので、可能な限り丁寧な引き継ぎを行い、
最後までしっかり務めたいと考えています。
有給の件も含め、調整させていただければ幸いです」
→ “逃げ腰”ではなく、“誠実さと配慮”が伝わります。
◆実際のやり取り(筆者のケース)
私自身も、営業から理系職への転職に際して、 約6か月前に上司へ「退職+有給希望」を伝えました。
顧客数が40社以上、引き継ぎが非常に煩雑だったため、
- 「引き継ぎスケジュール案」を自作
- 「最終出勤日から退職日までのタスク」をリスト化
- 上司に「○月×日までにすべて完了できるよう調整済みです」と共有
結果:
上司「わかった、ここまでしてくれるなら安心して任せられる」
→ 有給取得も快諾、感謝までされて円満退職できました。
◆“会社の空気”に負けないためのメンタルマネジメント
どんなに丁寧に伝えても、
- 「うちはそんな文化じゃない」
- 「空気読めよ」
- 「他の人に迷惑がかかるだろ」 という圧力を受けることもあります。
その場合は:
- 感情的に反論せず、制度と引き継ぎを盾に説明
- 社内相談窓口や労基署に備えとしてメモを残す
- 家族や信頼できる人に心情の共有をする(孤立しない)
✅ メンタルがすり減ると、退職後にも影響します。 → 「自分と家族を守る行動だ」とブレずに進みましょう。
◆まとめ:信頼される“伝え方”が、有給を取りやすくする
- 有給希望は「宣言」でなく「相談」スタイルで
- 家庭都合は“感情”ではなく“段取り”で説明する
- 感謝と引き継ぎをセットで誠意を示す
- 圧力に負けそうなときは「自分の軸」に立ち戻る
これらの伝え方を押さえることで、 「有給を全部使って辞めたい」が現実になります。
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次のPart5では、
▶ 引き継ぎの進め方と、有給との“重なりをどう調整するか”
について詳しく掘り下げていきます!
Part5|引き継ぎとのバランスはどう取る?

「有給を全部使いたい」と思ったとき、最も気になるのが「引き継ぎとの兼ね合い」です。
- どのタイミングまでに終えればいい?
- 有給に入ってから連絡が来るのはどうする?
- 後任がいない場合は?
ここでは、実際に円満に引き継ぎ&有給取得を両立した家庭持ち転職者の経験をもとに、現実的な解決策を紹介します。
◆結論:最終出勤日=「完全引き継ぎ完了日」になるよう逆算する
有給をスムーズに消化するための最大のポイントは、
🔸有給に入る前にすべての業務を完了させる
という段取りです。
つまり、
- 引き継ぎ資料の作成
- 顧客・社外関係者への引き継ぎ挨拶
- 社内システムのパスワードや権限整理
- 自分しかできない業務の“仕組み化”
などをすべて、最終出勤日までに終わらせるスケジューリングが求められます。
◆最終出勤日から逆算して動くスケジュール例
例)退職日:3月31日、有給残:10日間 → 最終出勤日:3月15日
🔻おすすめスケジュール例:
- 1月上旬:退職&有給申請
- 1月下旬:業務棚卸&後任と初ミーティング
- 2月中旬:主要業務の引き継ぎ完了(立ち会い)
- 3月上旬:顧客・関係者への挨拶&資料整理
- 3月15日:最終出勤(机の整理・挨拶)
- 3月16日〜31日:有給消化で完全フリー
◆後任がいない/育っていない場合の対処法
「うちの会社、後任なんていない…」
「育てる時間がない」
そんな場合でも、以下の工夫でカバー可能です:
🔸 ①マニュアル化&動画・画面キャプチャの活用
→ Excel、業務フロー、メールテンプレートなどを共有フォルダに保存
→ LoomやPowerPointなどで手順を録画すれば理解度UP
🔸 ②“誰でも対応できる”仕組みを作る
→ あえて属人化せず、部門全体で共有できるように → 「○○業務は××ファイルを使って処理」と明文化
🔸 ③最終出勤前に“対応訓練”をしておく
→ 後任 or 他メンバーに模擬的に対応してもらい、疑問点を事前に回収
◆有給中に連絡が来たらどうする?
これはよくある質問です。
原則、有給中は「業務を行わない期間」です。
しかし現実には、
- 「どうしてもここだけ教えてほしい」
- 「緊急で確認が必要」 ということが起きる可能性も。
✅ 対策:
「○月○日までにご連絡いただければ対応可能」
「それ以降は、◯◯さん宛にお願いします」
→ こうした“案内の一文”をメール署名や引き継ぎ資料に残しておくとスムーズです。
◆家庭持ち転職者ならではの引き継ぎ工夫
✅ ポイントは「家の予定」も含めた調整です:
- 保育園・学校の行事にかぶらないよう逆算
- 配偶者の勤務シフトや繁忙期との連携
- 夕方以降や土日を“書類整理タイム”にして補完
→ 家庭を持っているからこそ、“丁寧で計画的な引き継ぎ”が評価されやすいです。
◆実体験:引き継ぎ評価が次のキャリアにも活きた
筆者は営業時代、
- 大口顧客含む40社対応
- 担当1人のみ(マニュアルなし) という環境下で転職しました。
- 手順書の動画化
- 送付テンプレ・過去対応履歴をまとめた資料化
- 「ここに聞けば解決する」リスト化
を行った結果、
- 有給10日フル消化
- 後任者・上司から感謝される
- 次の職場の面接でも「丁寧な仕事をしていた」と評価に
✅ 引き継ぎは「次の自分の信頼材料」にもなるのです。
◆まとめ:引き継ぎ完了日=最終出勤日で動こう
- 有給前にすべて完了するようスケジュールを逆算
- 後任不在時はマニュアル化・動画化・汎用化がカギ
- 有給中の連絡は“事前案内”で対応しない体制を作る
- 家庭都合の予定もスケジュールに組み込む
▼通勤のストレスを減らして、家族との時間を増やしたい方へ:
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リモート/フレキシブル案件に強いエンジニア転職は【クラウドリンク】
円満退職の鍵は、「引き継ぎがしっかりしているか」です。
次のPart6では、有給期間中にやっておくべき手続き・準備をチェックリスト形式でご紹介します!
まとめ|スッキリ辞めて、次のステージに進もう!

「有給を使って辞めたい」──
それは決してワガママでも、逃げでもありません。
むしろ、制度を正しく理解し、円満な段取りを組んだうえで有給を活用することこそ、信頼される社会人の姿勢です。
✅ 記事全体のポイントおさらい
パート | 要点まとめ |
---|---|
Part1 | 有給取得はワガママではない。家庭持ちにはむしろ必要な準備期間 |
Part2 | 法律上、会社は原則有給を拒否できない。退職日と最終出勤日の切り分けが重要 |
Part3 | 有給の希望は退職の1.5〜2か月前に「段階的に」伝えるのがベスト |
Part4 | 感情ではなく段取りで説明する“伝え方”が、有給の承認を引き寄せる |
Part5 | 引き継ぎとのバランスは「逆算スケジュール」と「汎用化」がカギ |
Part6 | 有給中は転職準備・家庭整備・心身のリセットに使おう |
✅ 家庭持ち転職者が有給を使うべき3つの理由
- 転職先の準備がしっかりできる(引っ越し・通勤・育児体制)
- 家族と過ごす時間でリフレッシュできる
- “余裕のある人”として、次の職場でも信頼されやすい
✅ こんな読者に伝えたい
- 有給を言い出す勇気が出ない人
- 退職と転職が不安でいっぱいな家庭持ちパパ・ママ
- 会社との関係を壊さず辞めたい人
あなたは「権利」だけでなく「信頼」も獲得できます。
その鍵は“準備”と“伝え方”にあります。
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最後の有給は、“新しい生活を迎える前の助走期間”です。
ここをしっかり使うことで、あなたの次のキャリアは、もっと前向きで、もっとスムーズなものになります。
📣 家庭を大切にしながら、自分の人生もしっかり描いていきましょう!