【転職体験談】仕事と家庭の両立ができなかった頃のリアル|35歳パパの決断

✅ 導入|両立できない毎日が、人生を削っていた

「家族との時間が取れない」 「仕事が忙しすぎて、平日はほぼ寝に帰るだけ」
当時の僕は、営業職として日々走り続けていました。 朝は5時台に起きて準備、夜の帰宅は22時過ぎ。 子どもが寝てから帰宅し、起きる前に出社する毎日。
正直、「これが普通」だと思っていました。そうしなきゃ稼げないし、生活も守れないと。
でも——。
✅ 仕事と家庭の両立ができない働き方を続けると、確実に“家庭と自分”が壊れます。
この記事では、僕が経験した「家庭と仕事がバラバラになっていた時期」のリアルをお伝えします。
- なぜそうなってしまったのか?
- 家庭にどんな影響が出たのか?
- どうやってその状況から抜け出したのか?
「このままではいけない」と感じている方に、少しでも届けば嬉しいです。
パート1|当時のタイムスケジュール:家庭時間ゼロの毎日

まず、当時の1日のスケジュールをご紹介します。
時間帯 | 内容 |
---|---|
5:30〜6:00 | 起床、シャワー、着替え、出社準備 |
6:50 | 自宅出発(渋滞を避けるため早出) |
8:30〜18:00 | 営業活動(訪問・電話・事務処理) |
18:00〜21:00 | 社内会議、資料作成、翌日の準備 |
21:00〜22:30 | 帰宅、夕食はコンビニ、風呂、就寝 |
✅ 平日は完全に“家族ゼロ”状態
- 朝、子どもが起きる前に出勤
- 夜、帰宅すると子どもはすでに寝ている
- 妻との会話もほぼなし(「おかえり」「おつかれ」程度)
週末は少しゆっくりできますが、
- 土曜も営業電話やクレーム対応あり
- 日曜はヘトヘトで寝て終わる
そんな日々が何年も続いていました。
✅ 「働き盛り」=「家族不在」になっていた
30代。体力もまだあるし、会社からの期待も高まる年代です。 でも、そんな時期だからこそ——
✅ 家族にとっては「パパがいない毎日」になっていた。
僕は、妻や子どもと“同じ屋根の下にいるだけの存在”になっていたと思います。
✅ 通勤2時間、無駄な移動が心も削る
片道1時間以上の通勤。 朝はまだ良くても、夜は疲れ切って、帰りの車内ではため息ばかり。
「これがあと何年続くんだろう…」
この言葉が、毎日のように頭をよぎっていました。
✅ 家族の時間が“ゼロ”になることで失うもの
仕事を頑張っているつもりでも、
- 子どもの成長を見逃す
- 妻の不満に気づかない
- 家庭の中で自分の居場所が薄くなる
という現実が、少しずつ、でも確実に進行していきました。
パート2|家庭に起きていた“静かな崩壊”

家庭と仕事を両立できない生活は、目に見える爆発ではなく、
✅ ゆっくりとした“家庭崩壊”を静かに進行させます。
僕の家でも、その変化は徐々に、しかし確実に起きていました。
✅ 妻との会話が減り、「チーム」ではなくなった
最初は、「疲れてるから仕方ない」と思っていました。 でも、あるとき気づいたんです。
- 妻の表情がいつも疲れている
- 会話が業務連絡のみになっていた
- 笑顔が減った
朝起きて「行ってきます」、夜帰って「おかえり」 それ以外、1日で交わす言葉が5行にも満たない。
✅ 夫婦の会話が「共有」ではなく「連絡」だけになると、危険信号です。
子どものこと、家計のこと、将来のこと。 大事な話をする機会が激減していました。
✅ 子どもとの関係も“すれ違い”に
僕の子どもは当時2歳。 イヤイヤ期真っ盛りで、妻の負担も相当だったと思います。
- 朝は寝てるうちに出勤
- 夜は寝た後に帰宅
- 休みの日もヘトヘトで遊べない
そんな生活が続くと、ある日、
✅ 子どもに「パパはお仕事の人?」と言われました。
正直、胸が痛みました。 一緒に暮らしているのに、まるで“外の人”のように扱われる現実。
「このままだと、子どもとの信頼関係も築けないのではないか」 と危機感を覚えました。
✅ 家の空気が“ピリピリ”していく
・朝はバタバタして、イライラしながら出勤 ・夜は疲れていて、話しかけられるのが負担に感じる ・子どもが泣いていても、正直うるさいと思ってしまう
自分でもわかっていました。
「こんな自分、嫌だな」と思いながらも、変える余裕もなく。 結果として、家の空気はどんどん冷たくなっていったように感じます。
✅ 妻の限界にも気づけなかった
仕事に追われる日々の中で、
- 妻の疲れ
- 不満
- 精神的な負担
すべてを見て見ぬふりをしていたと思います。
ある日、妻にこう言われました:
「あなたがいなくても、家のことは全部回ってる」
これは、ただの事実ではなく、“警告”だったのかもしれません。
✅ 「家庭があるのに、家庭じゃない」
一緒に暮らしていても、
- 一緒に過ごす時間がない
- 会話がない
- 気持ちの共有がない
そんな状態は、もはや“家庭”とは言えなかったのかもしれません。
そして、このままでは——
✅ 「家族という形だけを残して、心はバラバラ」になってしまう。
そんな危機感が、少しずつ僕の中で大きくなっていきました。
パート3|限界を感じた3つのきっかけ

家庭と仕事の両立ができない日々。 それでも僕は「仕方ない」と思い込んで、走り続けていました。
でも、あるときから——
✅ 「もう無理かもしれない」と思う瞬間が、いくつも訪れました。
このパートでは、僕が限界を感じた3つの出来事についてお話しします。
✅ きっかけ①:深夜のクレーム対応で心が折れた
ある日の夜、家に着いたのは22時すぎ。 夕食を済ませ、シャワーを浴びた直後。
会社のスマホに着信が入りました。 お客様からの「納品ミス」に関するクレームでした。
- 事実確認
- 社内への連絡
- 謝罪文の作成
それらを深夜0時まで対応し、翌朝は通常どおり出勤。
心身ともに限界を感じた瞬間でした。
✅ 「これ、あと何年続けるんだろう…」
その言葉が、頭の中を何度もよぎりました。
✅ きっかけ②:保育園の発表会に行けなかった
娘が2歳の頃、初めての保育園発表会がありました。
事前に「見に来てね」と何度も言っていた娘。
でも、その日はどうしても外せない出張が重なってしまいました。
妻からLINEで送られてきた動画。
そこには、一生懸命ダンスする娘の姿が映っていました。 その横で、ほかのパパやママが嬉しそうに笑っている姿も。
僕は、車の中でひとり動画を見ながら泣いてしまいました。
✅ 「この働き方のままじゃ、大切な瞬間を全部見逃す」
心から、そう思いました。
✅ きっかけ③:「パパいないね」と言われたとき
ある日、日曜の朝にようやくゆっくりできる時間ができ、 久しぶりに娘と一緒に朝ごはんを食べていました。
そのとき、娘が言った一言。
「パパ、今日もいないの?」
一緒にいるのに、そう言われた。 それだけ、普段の生活で“僕がいないこと”が当たり前になっていた。
衝撃でした。 ショックというより、胸にぽっかり穴があくような感覚。
「こんなに家族と距離ができていたんだ」と気づかされました。
✅ 積み重なった“限界の兆候”に向き合う
こうした出来事が重なって、ようやく僕は本気で考えるようになりました。
- この働き方を続けて、何が残るのか?
- 家族との時間は、今しか作れないのでは?
- 生活のすべてを「仕事最優先」にしていいのか?
そして、
✅ 「もう変わらなきゃいけない」 と、心から思いました。
パート4|“自分を変えるしかない”と転職を考えた瞬間

限界を感じた僕は、ついに「転職」を意識するようになりました。
ただ、家族がいる中での転職は簡単ではありません。
- 収入が下がるかもしれない
- 失敗したらどうしよう
- 子どもが小さいのに今動いていいのか?
そんな不安が頭をよぎり、「でも、でも…」と自問自答の日々。
それでも僕が一歩踏み出す決意をしたのは、
✅ たった1本の電話と、妻のひと言があったからです。
✅ 営業中にかかってきた1本の電話
ある日、取引先に向かう途中。 スマホに知らない番号からの着信がありました。
「今、地元で技術開発職の募集がありまして…」
電話の内容は、転職エージェント経由の非公開求人の紹介でした。 企業名は明かされませんでしたが、
- 実家から通える範囲
- 転勤なし
- 技術職での募集 という条件に、思わず耳を傾けてしまいました。
✅ 妻に相談すると、意外な反応が
帰宅後、妻にその話をしてみました。 正直、「今は無理」と言われると思っていたのですが——
「男の人って、一度は転職するものでしょ?」
その言葉に、驚きとともに救われました。
「あなたがいない生活に慣れていくのは、正直つらい」 「このままじゃ、私も子どもも壊れちゃうかもしれない」
妻の言葉を聞いて、ようやく目が覚めました。
✅ 家族のために“今”動かなければ
これまで、「家族のために働いている」と思っていました。 でも実際は、
- 家族と向き合っていなかった
- 自分の人生も消耗していた
それに気づかされました。
そして、
✅ 「働き方そのものを変えなければ、家族も守れない」
と本気で思ったのです。
✅ 転職活動を始める決意
転職エージェントに登録し、
- 自分の強みの棚卸し
- 書類の準備
- 面談で条件をすり合わせ
と、少しずつ動き始めました。
最初は不安でいっぱいでしたが、
✅ 妻と子どものために「行動する自分」になれた気がしました。
「今の働き方に限界を感じている」
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パート5|転職後の働き方と家庭時間の変化

転職して3年以上が経ちました。今振り返って言えることは、
✅ 「あの時、決断して本当によかった」ということです。
働き方も、家庭の空気も、そして自分自身の心持ちも、大きく変わりました。 このパートでは、転職後に感じた“変化”を具体的に紹介します。
✅ 働き方の変化:定時退社が「当たり前」に
転職先は製造業の技術開発職。
- 出社は7:35
- 退社は17:30
- 通勤は車で25分、渋滞なし
朝も夜も、以前と比べて1時間以上余裕ができました。
✅ 「会社に生活を支配される感覚」がなくなった
自分の時間、家族の時間を持てるようになり、 毎日が穏やかに過ぎていくことのありがたさを噛みしめています。
✅ 家庭時間の変化:子どもの成長を“リアルタイム”で感じられる
- 保育園の送り迎えができる
- 帰宅後、一緒にご飯を食べられる
- 寝かしつけやお風呂も一緒に
この「当たり前」が、以前はなかったことを思い出すと、 涙が出そうになることもあります。
娘からも、
「パパとごはん食べるの、うれしい!」 と笑顔で言ってもらえる日々が続いています。
✅ 夫婦関係の変化:会話と笑顔が戻ってきた
仕事のストレスが減ったことで、心に余裕ができました。 妻とも以前のように、
- 今日の出来事
- 子どもの話
- 将来のこと など、自然に会話が増えました。
共に子育てをする「パートナー」として、 ようやく対等な立場に戻れた感覚があります。
✅ 経済的にも安定し、家計も黒字化
転職先は年収を維持してもらえたため、 生活水準を落とすことなく移行できました。
さらに、
- 交通費や外食費が減少(コンビニ利用激減)
- 残業が減って副業時間も確保できた ことで、
✅ 家計は「赤字→黒字」へ転換。
精神的にも経済的にも、安定した生活を取り戻すことができました。
✅ 「自分自身」にも変化があった
- 疲れてイライラすることが減った
- 小さな幸せに気づけるようになった
- 未来に希望が持てるようになった
以前は、仕事に追われる毎日で、「今」しか見えていませんでした。 でも今は、
✅ 「将来、家族とどんな暮らしをしたいか」まで考えられるようになった。
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まとめ|家庭と両立できる職場は、探せば必ず見つかる

この記事では、僕がかつて「仕事と家庭の両立ができなかった頃」のリアルな体験をお伝えしました。
- 平日は子どもの寝顔しか見られなかった毎日
- 家庭に積もる不満と距離感
- クレーム対応や出張に追われ、限界を迎えた心
- 妻の言葉と子どもの一言に背中を押され、転職を決意
- そして、家族と向き合える働き方へと転換
すべて、僕自身の経験です。
✅ 働き方は、人生を左右する
「生活のために働く」はもちろん大切。 でも、
✅ 「働き方のせいで、生活が壊れる」なら、本末転倒です。
家族の時間、心の余裕、夫婦関係、子どもとの絆—— これらを犠牲にする働き方は、長く続けられません。
✅ 家庭を守るための転職は“逃げ”じゃない
僕が転職を決意したのは「逃げ」ではなく、
✅ 「家族を守るため、自分の働き方を変える」ためでした。
そしてその選択は、今の僕にとって100点満点の正解だったと思います。
✅ あなたも、今の働き方に疑問があるなら
- 週に一度でも、子どもの寝顔だけでなく“笑顔”を見たい
- 妻ともっと向き合いたい
- 自分の人生を、仕事以外にも広げたい
そう思うなら、一歩踏み出す価値はあります。
転職=すべてを捨てることではありません。 むしろ、
✅ 「大切なものを守るための選択肢」です。
「今の働き方に限界を感じている」
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