【図解】技術職未経験でもわかる業務内容の基本

目次
Part1|未経験から技術職へ、最初の不安

◆「技術職って、自分には無理かも」と感じたあの頃
転職を考え始めた当初、私は営業職として10年以上働いていました。
理系出身ではあるものの、現場経験はゼロ、開発も製造も未体験。
35歳・子ども2人・家のローンあり。
そんな自分が**「技術職」への転職を本気で考えた時、正直なところ、不安しかありませんでした。**
❓ 頭に浮かんだ不安リスト
- CADとか絶対ムリじゃない?
- 図面とか読めないし、工業高校出てないし…
- そもそも、現場作業って力仕事では?
- 30代後半未経験って、もう手遅れかも…?
ネットで検索しても出てくるのは
「技術職=経験者募集」「スキル必須」みたいな情報ばかり。
「やっぱり自分には向いてないかもしれない」
そう思って、転職活動を止めかけたこともありました。
◆そんな時に出会った「未経験OK技術職」
私が転職したのは、製造業の技術開発職。
求人にはこう書かれていました。
✅ 「未経験歓迎/文理不問/丁寧に教えます」
最初は正直、「本当に…?」と疑っていました。
ですが、転職エージェントを通して企業の中の人と話す中で、想像していた“技術職のハードル”が思い込みだったことに気づきました。
✅ 実際に話してみてわかったポイント
- OJT(現場教育)がしっかり整っている
- 現場経験より、“数字への丁寧さ”や“観察力”が評価される
- 開発といっても、専門ソフトの操作よりも「検証・報告」が中心
つまり…
💡 「やって覚える」仕事が多く、理系的な考え方があれば未経験でもやっていけるということ。
◆不安だった“未経験”が、むしろ強みに変わる?
経験者が持っていない「客観性」や「前職での調整力」は、実は職場で重宝されるポイントでした。
- 営業で培ったスケジュール管理能力
- 顧客対応で身についたコミュニケーション力
- 試験記録に役立った数字への意識 など
「経験がない」ことばかりを気にしていたけれど、
“社会人としての土台”を持っていることは、立派な武器だったんです。
◆そして今、家族との時間も得られた
未経験からの転職は怖かった。
でも、今は**「あの時、勇気を出してよかった」と心から思っています。**
- 家族との時間が増えた
- 自分の知識が形になる仕事にやりがいを感じる
- 「もう1度やってみたい」と思える日々がある
この記事が、かつての私と同じように悩んでいるあなたの背中を、少しでもそっと押せたら嬉しいです。
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Part2|技術職ってどんなことをするの?ざっくり全体像
◆「技術職」と聞いて、何を思い浮かべますか?
「白衣を着て、顕微鏡をのぞいてる人」
「PC画面に図面や数式を並べてる人」
「現場でヘルメットをかぶって指示を飛ばしてる人」
……たぶん、どれも“正解”です。
なぜなら、「技術職」と一口に言っても、実際にはさまざまな分野や役割があるから。
ここでは、未経験者が理解しやすいように、技術職を大きく4つのタイプに分けてご紹介します。
◆技術職の主な4タイプとその仕事内容

種類 | 主な仕事 | 求められる特徴 |
---|---|---|
① 製品開発 | 試作設計、実験、改良提案 | アイデアを形にしたい、数字が好き |
② 品質管理(QC) | 不良品チェック、分析、報告 | コツコツ作業、根気と観察力 |
③ 生産技術 | 工場ラインの改善、設備設計 | 効率化が好き、現場好き |
④ 設備保全(メンテ) | 機械の点検、修理 | 動く機械が好き、体力も使う |
✅ ① 製品開発職(私が今働いているポジション)
未経験からの転職先として、私が選んだのがこの「製品開発」です。
既存の製品に改良を加えたり、新しい素材を使って試作品を作ったりするポジション。
たとえば…
- ゴムの配合を調整して、耐久性を高める
- 色を変えるために顔料の割合を変える
- JIS規格に基づいた性能試験を行う
- お客様の要望に沿ったスペックを再現する
など、「研究」よりも「応用実験」に近い業務が多いのが特徴です。
✅ ② 品質管理職(QC)
こちらは、製造された製品をチェックする側です。
- 寸法チェック
- 強度テスト
- 外観検査(キズ、異物、色ムラなど)
- 不良が出たときの原因分析
特に数字を丁寧に記録する力や、根気よく異常を見つける観察力が求められます。
未経験者にも人気の職種で、30代以降から入る方も多数。
🔗 関連:【FAQ】技術職の仕事内容ってどんなことをするの?
✅ ③ 生産技術職
製造現場の裏方的な存在。工場ラインの「仕組み」や「動き方」を考えるプロです。
- 工程の改善(時短・省力化)
- 新製品の製造準備
- トラブル対応や原因究明
- 作業標準書の作成
たとえば、「手作業だった工程を自動化する」「作業員の負担を減らすレイアウトを考える」など、現場での経験と発想力が生きる職種です。
✅ ④ 設備保全職(機械メンテナンス)
- 生産設備が壊れた時の修理対応
- 日常点検やオイル交換などのメンテナンス
- 設備の部品交換・更新計画
いわば工場の「健康管理士」的存在。
現場の稼働を止めないための縁の下の力持ちです。
体力や作業力も必要ですが、電気・機械の基礎知識があれば、未経験からでも十分活躍できます。
◆自分に合いそうな職種を選ぶコツ
「何ができるか」より「どんな環境で働きたいか」を考えると選びやすくなります。
たとえば…
- 子どもとの時間を優先したい → 定時退社が多い品質管理や製品開発
- 動き回るのが好き → 生産技術や設備保全
- 自分の考えを形にしたい → 製品開発職
- 仕組みを改善したい → 生産技術職
未経験から技術職を目指すなら、「仕事内容」よりも「生活スタイルや性格に合うかどうか」を基準に考えるのがコツです。
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Part3|【図解】製造系・開発系の業務フローとは
◆業務の「流れ」を知れば、安心できる
未経験の方が一番不安に感じるのは、**「仕事の全体像が見えないこと」**ではないでしょうか?
- どこから始まって、どこに向かうのか?
- 自分が担当するのは、どの部分なのか?
そこで今回は、製造業の開発現場でよくある業務の流れを図解つきで紹介します。
(私が実際に従事している「ゴム製品の開発業務」をモデルにしています)
◆【全体フロー図解】開発〜量産までの流れ

以下の流れが、技術開発系の一般的な業務イメージです。
コピーする編集する① 顧客の要望ヒアリング
↓
② 仕様・設計の検討(強度・色・厚み・用途など)
↓
③ 試作(試験材料の配合・成形)
↓
④ 性能試験(引張、耐摩耗、加硫、色確認など)
↓
⑤ 結果分析と報告書作成
↓
⑥ 改良(配合見直し/プロセス調整)
↓
⑦ 量産準備(製造条件の決定・品質基準の設定)
↓
⑧ 工場へ引き継ぎ・生産開始
📌 補足:実際に私がよく行っている仕事
- ③ 試作:配合指示書を元に原料を練る(練り量は種類ごとに管理)
- ④ 性能試験:JIS規格に基づいてムーニー粘度、引張試験などを実施
- ⑤ 報告書:Excelでデータ入力→Wordでまとめて上長に提出
- ⑥ 改良:色ムラや強度不足の調整を行い再試作へ
◆未経験者が最初に任される業務
上記の中で、未経験者が最初に携わることが多いのは主にこの3つです👇
業務 | 内容 | 必要スキル |
---|---|---|
試作補助 | 材料を配合し、成形・カット・記録する | 指示に従って丁寧に作業する力 |
性能試験 | 加硫、引張、剥離などのテストを行う | 数値管理と観察力 |
データ整理 | 結果をExcelに記録、報告資料を作る | PC基本操作(入力・保存・表作成) |
特別な資格や高度な知識がなくても、現場での丁寧な動きと姿勢でカバーできる部分が多いのが特徴です。
◆図で見て安心!役割の分担イメージ
未経験で技術職に入ると、最初はこんな分担で動くことが多いです👇
コピーする編集する【先輩技術者】 仕様検討/全体設計/客先とのやりとり
↓
【自分】 試作の準備・実験・記録・報告補助
↓
【品質保証】 不良チェック・検査基準の作成
↓
【工場チーム】 製品を実際に製造・出荷
「いきなり全部任される」わけではありません。
“補助・記録・再現”が未経験者のスタート地点です。
◆「やることがわかった」だけで不安は減る
この図解を見て、
「あ、自分がやるのはこのあたりか」
「サポートから入れるなら安心かも」
と思えたなら、もう半歩、技術職に近づいています。
技術職は、最初から“全知全能”である必要はありません。
むしろ**「知識よりも、正確さと報連相」が求められる**ポジションも多いのです。
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Part4|1日の仕事スケジュール(実例つき)
◆「技術職って忙しい?」→実は、リズムが整いやすい仕事です
転職前の私は、営業職として朝早く出社・夜遅く帰宅が当たり前でした。
子どもと過ごす時間も少なく、夕食も一緒に食べられないことが多かった。
でも、技術職に転職してから――
毎日が想像以上に“整った”スケジュールになりました。
ここでは、私のある1日のリアルなスケジュールを紹介します。
◆【実例】技術開発職パパの1日(平日)

時間 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
6:30 | 起床・身支度 | 子どもたちの保育園準備も一緒に |
7:15 | 家を出発 | 通勤時間は約15分(渋滞なし) |
7:35 | 出社・清掃・朝の打ち合わせ | 工場内の当番制清掃がある日も |
8:00〜10:00 | 試験準備・試作作業 | ゴム原料の秤量・混練・プレスなど |
10:00〜12:00 | 各種試験 | ムーニー粘度・引張・剥離など |
12:00〜13:00 | 昼休憩 | 社内にて弁当持参(外食は少なめ) |
13:00〜15:00 | データ整理・報告書作成 | 試験データの記録と分析 |
15:00〜17:00 | 翌日の段取り・後片付け | 試験機の掃除・道具の整備など |
17:15〜17:30 | 日報記入・退勤 | ほぼ定時で帰宅できます |
17:50 | 保育園お迎え | 家族の時間スタート! |
◆「定時退社」が家族との生活に大きく影響した
転職後は、夕方17:30には職場を出られる日がほとんど。
この変化が、家庭に与える影響は本当に大きかったです。
- 保育園のお迎えに自分が行けるようになった
- 子どもと一緒にご飯を食べて、歯磨き・寝かしつけも担当できる
- 妻と家事を分担し、「ワンオペ」から「チーム育児」へ変化した
仕事も充実しながら、父親としての役割もしっかり果たせるようになったのは、まさに技術職転職の一番の恩恵でした。
◆「突発対応が少ない」ことのメリット
現場職とはいえ、私の職場では急な残業や休日出勤は非常に少ないです。
なぜなら…
- 業務が前もって計画されている
- 試験日程も部内共有で調整済み
- 製造トラブル対応は専門部署が別にある
だからこそ、子育て世帯にとって「予定が読める」という安心感があります。
◆未経験でも「やることが見える」スケジュール
もう一つ、技術職に転職して感じたのは、**「1日の流れが決まっている安心感」**です。
営業職のように「急なクレーム対応」や「訪問先での長時間拘束」がない分、未経験でも焦らず業務を覚えられます。
- 試験の流れ
- データ記録の手順
- 道具の洗浄・保管方法
など、毎日少しずつ繰り返すことで確実に覚えられる業務ばかりです。
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Part5|業務で使う道具・機器・ソフト
◆「専門的で難しそう…」と思っていたけど
技術職と聞くと、**「高価で複雑な機械を扱うんでしょ?」**という不安があるかもしれません。
私も最初はそう思っていました。
でも、実際に転職してみて感じたのは、
✅ 多くの機器はマニュアルと使い方の指導がある。繰り返し使えば“慣れる”道具がほとんど!
ということです。
ここでは、私が実際に日々使用している機器・道具・ソフトをご紹介します。
◆現場で使う道具・設備(物理的なモノ)
種類 | 使用場面 | 難易度・ポイント |
---|---|---|
加硫プレス機 | ゴム試験片の成形 | ボタン操作+温度・時間管理 |
引張試験機 | 強度測定 | サンプルをセット→自動測定 |
ムーニー粘度計 | 粘度測定 | 蓋を開けてセット→スタート |
剥離試験機 | 接着力測定 | ゆっくりと設定・測定がコツ |
カッター/裁断機 | 試験片の加工 | 決められたサイズに合わせて切る |
すべて、「一度習えば誰でも扱える」ようになるものです。
慣れないうちは先輩が付き添ってくれますし、失敗してもすぐにフォローしてくれます。
◆試験中に使う補助道具
道具 | 役割 | コメント |
---|---|---|
はかり(電子天秤) | 原料や顔料の秤量 | 誤差±0.01g単位で計測する場面も |
試験片作成用モールド(金型) | 試験成形時に使用 | 材料を流し込みプレス機で成形 |
温度計/湿度計 | 試験環境の管理 | 精度を保つために重要 |
記録用カメラ・スマホ | 試験前後の状態記録 | 写真で残すことで後から比較可能 |
これらも、一度セッティングを覚えてしまえばルーチン化して扱えるようになります。
◆業務で使うパソコンソフト・アプリ
技術職といっても、PC作業も意外と多いのが現実です。
ソフト | 用途 | ポイント |
---|---|---|
Excel | 試験結果の記録・グラフ作成 | 基本操作ができればOK |
Word | 報告書・提出資料の作成 | 書式統一・写真挿入なども |
社内システム(ファイル管理) | 共有フォルダ・過去データ参照 | フォルダ構成の理解が重要 |
画像ビューア | 色見本の確認・保存 | スマホ撮影画像の加工も |
実際には、「高度な関数やマクロ」は使わずに済む業務がほとんどです。
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“未経験の自信不足”を埋めて、実務の理解を深めたい方におすすめです。
◆未経験でも安心なポイント3つ
- 最初は「補助的な役割」からスタートする
→ いきなり1人で試験を任されることはありません。 - 教育マニュアル・研修が用意されている場合が多い
→ メーカー系や中堅以上の企業では整っていることが多いです。 - 周囲のサポート体制が手厚い
→ 技術職はチームで動くので、わからないことはすぐ聞ける雰囲気が多い。
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Part6|未経験OKでも評価されるポイントとは?
◆「スキルがないから不利」だと思っていませんか?
未経験から技術職に転職する人の多くが感じていること――それは、
「どうせ経験者には敵わない」
「知識がない自分は評価されにくい」
という劣等感。
でも実は、それは大きな誤解です。
私自身、理系出身ながら10年以上営業職をしていて、現場経験ゼロのまま転職しましたが、今では会社からしっかり信頼されています。
◆評価されたのは、“専門スキル”ではなかった
転職後に上司や先輩からよく言われたのは、
「あの人は、報告が正確で丁寧だね」
「小さな変化にもすぐ気づくのがありがたい」
「対応が早いから助かってる」
など、スキルではなく「仕事に対する姿勢」に関するものばかりでした。
◆未経験者が“強み”にできるポイント7選

項目 | 具体例 | なぜ評価される? |
---|---|---|
1. 丁寧な記録力 | 試験データ・日報を正確に記録 | トラブル時の追跡に役立つ |
2. 報連相の早さ | 気づいた点をすぐ共有 | 安全・品質に直結する |
3. コミュニケーション力 | 工場や事務との連携が円滑 | トラブルの火種を未然に防げる |
4. 清掃・整頓の意識 | 使った道具を元通りに戻す | 作業効率・安全性が高まる |
5. 柔軟な対応力 | 「試験方法が変更になった」時にも落ち着いて対応 | チームとして信頼される |
6. 数字への意識 | ±0.1g単位の正確な計量 | 試験の再現性が高くなる |
7. 前職経験の応用力 | 段取り力、段階的な説明スキルなど | 多様な背景が価値になる |
◆営業職だった私が活かせた意外なスキル
営業時代に培った**「段取り力」「資料作成」「社外対応」**が、技術職の現場で大きな強みになりました。
- 材料準備の抜け漏れがないチェック体制
- 試験スケジュールを他部署と調整する力
- 客先向け報告書のわかりやすさに工夫を加える
特に上司から評価されたのは、「数字を文章で丁寧に補足する説明力」。
これはまさに営業経験の賜物でした。
◆現場が求めるのは「育てがいのある人」
どんなに経験が豊富でも、
- 指示を聞かない
- 態度が横柄
- 報告が雑
こういった人は、現場での評価が低い傾向にあります。
一方で、
- わからないことを素直に聞ける
- ミスを認めてすぐ修正できる
- 感謝や挨拶がしっかりできる
こうした“人柄”のある人材は、未経験でも自然と周囲に信頼されていきます。
◆評価された実例:ある日常のエピソード
ある日、試験中に加硫機の温度が想定より10℃高くなっていたことに気づきました。
私はすぐに先輩に報告し、試験を中断。
その後、設備保全の方が点検してくれたところ、温度制御ユニットに不具合が見つかりました。
「よく気づいたね!そのまま進めてたら不良が出てたよ」
と言ってもらえたとき、自分の“注意深さ”が現場全体の品質を守ったと実感できました。
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Part7|家庭との両立はできる?リアルな時間の使い方
◆「転職して家庭はどうなった?」に正直に答えると…
家庭を持つパパにとって、転職は自分だけの問題ではありません。
- 「家族との時間が減るのでは?」
- 「給与が下がるかも」
- 「保育園の送迎に影響が出る?」
私も、妻と何度も話し合いました。
しかし結論から言うと――
✅ 技術職に転職したことで、家庭との両立は「しやすく」なりました。
◆勤務時間が「安定している」のは最大のメリット
営業職時代は、帰宅が20時〜22時という日がほとんど。
それが、技術職になってからは17:30には退勤、18時前には帰宅という毎日に。
- 朝は子どもたちの登園準備を担当
- 夕方は保育園のお迎えも自分が行ける
- 帰宅後の家事・育児も自然に参加できる
“家庭内の戦力”としての役割が戻ってきたことに、妻も安心してくれました。
◆育児にも「余裕」をもって関われるように
転職後は、娘たちの送り迎え・食事・お風呂・寝かしつけまでを一緒にこなす日常に。
何気ない時間が、かけがえのない時間に変わりました。
さらに、保育園の連絡帳を読む/園での様子を話題にする/ママとの情報共有など、育児全体への関与度が格段に上がりました。
📌 子どもから「パパおかえりー!」と笑顔で迎えられる日々は、何よりの報酬です。
◆通勤ストレスの少なさが、家庭の雰囲気も変えた
通勤時間が短く(私の場合は片道15分)、渋滞や電車の遅延によるイライラも激減。
仕事と家庭の切り替えもスムーズになり、心に余裕ができました。
これは間違いなく、子どもや妻に向ける表情や言葉にも良い影響を与えています。
◆「家族と相談して決める転職」は後悔を防ぐ
転職のタイミング・勤務条件・勤務地…
どれも「自分だけで決めないこと」が、家庭持ち転職の鉄則です。
- 希望年収を下げてでも、通勤時間と勤務時間を優先
- 夜勤がある会社は避けた
- 土日祝がしっかり休めることを重視
これらはすべて、「子どもとの時間を失わないこと」を最優先にして決めた条件でした。
◆「働き方改革」は、家族改革にもなる
技術職は、
- 予定が読める
- 無駄な移動や拘束が少ない
- 時間管理しやすい
という特徴があり、家庭との両立にとても向いている仕事です。
もちろん職場によって差はありますが、「残業ありきの文化」から抜け出せただけでも、私にとっては大きな人生の転換でした。
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Part8|まとめ:できることから始めれば大丈夫!
◆「技術職=難しい仕事」と決めつけなくていい
未経験から技術職へ――
それは、決して無謀な挑戦ではありません。
実際に私は、35歳・家庭持ち・営業職歴10年以上という状態から、製造業の技術開発職へ転職しました。
そして今、毎日を穏やかに、かつやりがいを持って働いています。
技術職といっても、
すべてが“研究者”や“エンジニア”のような仕事ではなく、
- 丁寧な作業
- コツコツとした記録
- チーム内の報連相
こういった**「誰にでもできるけど、意外と大切なこと」**が評価される仕事もたくさんあるんです。
◆自分にできることを1つずつ積み重ねていけばいい
- 最初は図面なんて読めなくて当然
- ExcelもテンプレートからスタートでOK
- 試験機だって、何度か操作すれば自然に手が動くようになる
「できるようになること」を目指すのではなく、
「やってみる」ことが最初の一歩。
最初から全部できる人なんていません。
未経験だからこそ、素直さや吸収力が武器になります。
◆「家庭との両立」はあきらめなくていい
技術職に転職したことで、
- 保育園のお迎えが日課になり
- 家族全員で食卓を囲めるようになり
- 土日は娘たちと公園に出かけられるようになった
仕事と家庭、どちらかを選ぶのではなく、
“どちらも大切にできる働き方”を探すことが大事なんだと実感しました。
◆この記事を読んだあなたへ
もしかしたら今、
- 「自分には無理かも…」
- 「技術職なんて、理系出身でもないし」
- 「30代で未経験って、きついんじゃ?」
そんな不安を抱えているかもしれません。
でも、私はあなたにこう伝えたいです。
✅ “遅すぎる挑戦”なんてありません。
家庭があるからこそ、働き方を見直すことには意味があります。
あなたが次に選ぶ一歩が、家族の未来をより良い方向へ導くかもしれません。
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