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【年収交渉】実際に通った言い方と失敗した言い方

1midorimasuku@gmail.com

目次

パート1|「希望年収を聞かれたとき、なんて答える?」結論と問題提起


🎯 結論|年収交渉は「条件交渉」ではなく「信頼構築の一部」
✅ 本音と現実をどう橋渡しするかが、成功のカギ。


転職面接の場で、必ずと言っていいほど聞かれる質問。

「ご希望の年収はございますか?」

この瞬間、家庭がある方なら、こう思ったことがあるのではないでしょうか?

  • 「言ったら落とされるのでは…」
  • 「でも、家計的には今より下げられない」
  • 「正直に言ってもいいの?相場は?」

僕も、最初の転職のときは同じように悩みました。
“生活も守りたい”でも“強気すぎるのは怖い”…そんな板挟みです。


💭「なんでもいいです」はNG。ではどうする?

僕が最初に答えてしまったのは、まさにこの言葉でした。

「御社の規定に従います」

その結果、どうなったか。
――年収はほぼ最低ラインに近い水準で提示されました。

さらにエージェントからはこう言われました。

「言わない=下げても問題ない、と思われるケースも多いんです」


🧠 企業は「希望額そのもの」より「伝え方」を見ている

企業は候補者の希望を聞いて、それをそのまま採用条件にするわけではありません。
むしろ、その時に見ているのは…

  • 🎙 どれくらい相場感を持っているか?
  • 🤝 一緒に働く上で信頼できる人か?
  • 🧮 自分の価値をどう言語化しているか?

つまり、**希望年収の伝え方は“自己PRの一部”**なのです。


✅ 家庭持ちの年収交渉は「生活基盤×職務価値×誠実さ」

家庭がある場合、「自分だけの問題」ではありません。

  • 子どもの教育費
  • 保育園や学童費用
  • 住宅ローンや家賃
  • 妻との共働きバランス

これらを守るために、最低限譲れない金額があるはずです。
でも、それを「自分都合」としてぶつけるのではなく、

「御社の制度や職務内容と照らして、これくらいが妥当だと考えています」

というように、“合理性”と“誠実さ”のバランスが大切になります。


📌 本記事の構成

この記事では、以下の内容を「体験談ベース」で解説していきます。


✔ パート2|希望年収を聞かれたときの“心理”と落とし穴

→ なぜ不安になるのか?どうして言葉に詰まるのか?を分解

✔ パート3|実際に失敗した“言い回し”とその後の結果

→ 僕が使ってしまったNG例をリアルに紹介

✔ パート4|通った“伝え方”の成功パターンとは?

→ 家庭持ちでも信頼される言い回しとその意図

✔ パート5|交渉が必要な年収帯と、無理をしない考え方

→ そもそもどこまで希望してOKなのか?相場との付き合い方

✔ パート6|転職エージェントとの連携と、企業との温度差

→ 仲介をどう使うか?直接交渉との違いとは?

✔ パート7|まとめとチェックリスト:年収交渉の鉄則

→ 実践向けテンプレ&読者がすぐ使える形に整理!


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パート2|「希望年収」を聞かれたときの“心理”と落とし穴


😰 「いくら希望しますか?」と聞かれた瞬間に焦る理由
👉 それは、「自信がない」「相場が分からない」「落ちたくない」の三重苦だから。


転職面接の中で、
「一番言葉に詰まった質問」ランキング上位に入るのが、このフレーズです。

「ご希望の年収を教えていただけますか?」

あなたも、こんな心理状態に陥ったことはないでしょうか?


💭 心理①|正直に言って「欲張り」と思われたくない…

例えば「今の年収が430万円だけど、子どもも2人いるし500万円は欲しい」と思っていた場合。
本音ではそうでも、口にするのが怖くなりますよね。

  • 「印象が悪くならないかな?」
  • 「強気な人と思われるのでは?」
  • 「家庭の事情なんて、関係ないって思われそう…」

この“気遣い過ぎ”が、交渉を難しくしているのです。


💭 心理②|「相場」が分からず、希望額に根拠が持てない

実は、面接で年収をうまく伝えられない最大の理由はここ。

「他の人はどれくらいもらってるんだろう?」
「この会社では、何が“高すぎ”で何が“妥当”なの?」

そんな情報、ネットで調べても一律じゃありません。
だからこそ不安になり、口ごもってしまうのです。


💭 心理③|せっかくの内定が「金額でダメになる」恐怖

  • 「せっかく通過してきたのに、ここで年収を高く言って落とされたら…」
  • 「強気に出るより、まずは受かりたい…」

この“後戻りできない感”が、交渉に踏み出せない最大のブレーキになります。

でも、実は企業も“候補者の希望額”だけで判断するわけではありません。
むしろ、「それをどう言ったか」が見られているのです。


💥 年収交渉で陥りがちな“3つの落とし穴”


❌ 落とし穴①|「御社にお任せします」

いちばん多く見られる、NGフレーズの典型です。

  • 一見、謙虚で良さそうに見える
  • でも、「自分の価値を把握していない人」に見える
  • 最悪、「安くてもいいのか」と受け取られる

❌ 落とし穴②|「前職と同じくらいで…」と濁す

これもまた、よくある言い回し。

問題は、“自分の希望年収を言語化していない”という印象を与えてしまうこと。

企業は「あなたが今いくらか」よりも、

「その条件で、どう働こうとしているか」
「なぜその額が必要なのか」

という説明力や誠実さを見ています。


❌ 落とし穴③|「〇〇万円以上じゃないと無理です」

気持ちはよく分かります。
でも“上から目線”や“交渉だけの人”と思われる可能性があります。

とくに家庭の事情を出しすぎると、
「自分都合が強い人」と捉えられてしまうリスクも。


💡 企業によっては、求人票に書かれていない条件交渉ができるケースも。
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✅ 家庭持ちが年収交渉で意識すべき“3つの視点”

視点意味コツ
🎯 相場観自分の職種・地域・経験年数の平均転職サイトや求人票を参考に、ざっくりでも確認
🧮 生活基盤家計上「下げられない金額」があるか固定支出・保育園・ローン等を明確に把握
🤝 誠実な伝え方押し付けでなく“相談”にする姿勢「ご相談のうえで柔軟に検討したいです」など

📝 実際に僕も「御社にお任せ」で失敗しました

最初の面接で、緊張もあってこう答えました。

「特に希望はありません。御社の規定にお任せします」

→ 結果:社内等級で最も低いスタートになり、昇給にも影響。

エージェントからは「希望を出さないと不利になることも多い」と言われ、
次からは言い方を変えるようにしました。


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パート3|実際に失敗した“言い回し”とその後の結果


年収交渉の“言い方次第”で評価が下がることもある。
「誠実」のつもりが、「曖昧」「主張がない」と見られる落とし穴。


僕がはじめて転職面接を受けたのは、営業職から技術職にキャリアチェンジをしようと決意したとき。
当然ながら「希望年収をどう伝えるか?」は大きな悩みでした。

結果的に、最初の面接では**「うまく伝えられずに失敗」**しました。

ここでは、当時の言い回しと、その後どうなったかをリアルに振り返ります。


🗣 失敗例①|「御社の規定に従います」

これは、僕が最初に使ってしまったフレーズです。

面接官:「ご希望の年収はございますか?」
僕:「御社の規定に従います」


🔻 その場の反応

一見すると、「素直でいい回答」のように思えるかもしれません。
実際、面接官もその場では特に何も言いませんでした。

でも…面接後、エージェントからこう言われました。

「希望を出さない方は、低い給与等級で内定を出される傾向があります」
「特に家庭持ちの方は、最低限の希望額は伝えておいた方がいいですよ」


📉 結果:想定より50万円以上低いオファー

当時の僕は、前職が430万円程度だったので、
「できれば470〜480万円程度あれば…」と考えていました。

しかし、提示された年収は410万円
つまり、前職から年収ダウンの提案だったのです。


😱 家計にも精神的にも響いた「後悔」

内定自体は嬉しかったです。
しかし、家庭の支出を改めて見直すと――

  • 保育園費用:月35,000円
  • 食費+生活費:月80,000円
  • 車両費+保険料:月25,000円
  • 教育費:年間で5万円ほど(習い事や図書費)

これらを踏まえると、「やはり年収ダウンは厳しい」と感じ、内定を辞退することに。


🗣 失敗例②|「〇〇万円以下では働けません」

その次の面接では、逆に強気に出すことにしました。

「子どももおり、生活の都合上、〇〇万円以下では難しいです」

正直な気持ちだったし、他の企業からも声がかかっていたので強気になっていました。


🔻 その場の反応

面接官の表情がピリッと変わったのが印象的でした。
その後の会話も、なんとなく“距離感”が出てしまい…

選考結果:不採用。フィードバックなし。


🧠 振り返ってわかった失敗ポイント

失敗パターン問題点
お任せ型主体性・自己評価が見えない
強気型自己都合感が強く、協調性が見えない
数字だけ提示意図や背景の説明がなく、機械的に見える

✅ では、どんな言い方なら良かったのか?

これについては【パート4】で詳しく紹介しますが、
失敗から学んだ最大のポイントはこれです👇

「金額」ではなく「姿勢」を伝えること。

つまり、希望額を伝える前に「なぜその金額か」を伝える準備が必要だったのです。


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パート4|通った“伝え方”の成功パターンとは?


✅ 年収交渉は「金額交渉」ではなく「関係構築」
言葉の選び方次第で、希望が“押し付け”にも“信頼”にもなる。


失敗を経験したあと、僕は年収の伝え方を大きく変えました。
その結果、内定をもらった企業では「希望年収にほぼ近い金額」での提示を受けることができました。

このパートでは、その成功した伝え方の構成言い回し例を紹介します。


🧠 成功に至った背景:家庭と生活を“価値ある情報”として伝える

前提として、僕の家庭状況は以下のとおりでした。

  • 妻は時短勤務中(収入は月12〜13万円程度)
  • 子ども2人(保育園児)を育てながらの転職活動
  • 住宅ローンは完済済みだが、生活費は決して余裕があるわけではない

この状況を、単なる「制限」ではなく、
自分がどう働きたいかを伝える材料として言語化していったのです。


💬 成功パターンの構成(フレーム)

項目内容ポイント
① 感謝・前置き「お声がけいただきありがとうございます」謙虚な入りで好印象
② 背景事情「家庭環境と将来設計の観点から…」生活の安定を軸にする
③ 希望理由「責任を持って長期的に貢献するためにも…」自分都合でなく“貢献前提”にする
④ 柔軟性「ご相談のうえで柔軟に検討したいと考えております」強気・弱気どちらにも振らない

📖 実際に使った伝え方(例文)

「現職では年収が430万円ほどですが、家庭の状況と長期的な安定を考慮し、
今回は470〜490万円程度でご相談できればと考えております。
御社での業務内容や制度によっても異なるかと思いますので、
あくまで希望としてお伝えさせていただき、ご相談の上で柔軟に検討させてください。」


このように伝えたことで、面接官は次のように返してくれました。

「家庭のことも考えてのご希望、よくわかりました。制度内で最大限前向きに調整します」


✅ 成功要因を分解すると…

ポイント解説
🎯 金額に根拠があった「生活費」+「将来設計」が理由として説明可能だった
🤝 強すぎず弱すぎず「ご相談のうえで」のワードが相手に柔軟さを印象づけた
🗣 背景から説明した金額だけでなく、その人の“姿勢”が伝わった
🧩 業務貢献の意欲も明言企業への還元意思が含まれていた点が好印象

💡 よく使われる柔らかい言い回し(テンプレ集)

パターン使える言い回し
数字を提示しつつも柔軟にしたい「希望としては〇〇万円程度を考えておりますが、業務内容や御社制度に応じてご相談させていただければと思います」
最低ラインを示したい時「家庭事情を鑑みて、△△万円以上を希望しておりますが、柔軟に検討いたします」
交渉を避けたい時(初回面談)「現職では〇〇万円程度をいただいております。御社での業務内容に応じて適正に評価いただければ幸いです」

✨ 家庭持ちだからこそ“軸”を持って伝えることが大切

僕が感じたのは、家庭がある=交渉しづらい、ではないということ。
むしろ、

「だからこそ、長く安定的に働ける場所を探している」
「だからこそ、誠実に向き合いたい」

この気持ちをしっかり伝えることで、年収の話は“ネガティブな要素”ではなく
その人の信頼感を高める材料になるのだと気づきました。


💬 年収の伝え方に不安がある方は、サポート体制が充実した転職サービスを活用するのが正解です。
特に dodaチャレンジ では、面談前に希望年収の調整・伝え方のアドバイスもしてもらえます👇

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パート5|交渉が必要な年収帯と、無理をしない考え方


💡 年収は“上げるため”だけでなく、“下げすぎないため”にも交渉すべき。
特に家庭があるなら、長期的に耐えられる金額設定が必要です。


「年収交渉」というと、どこか“わがまま”とか“強気”という印象を持ってしまう方も多いかもしれません。
でも実際は、家庭を持つ転職者にとって**「生活を守るための最低ラインの確認」**でもあるのです。


📌 無理をしない=家計と健康を守る

僕自身も経験がありますが、年収が下がったことによって…

  • 心にゆとりがなくなった
  • 「働いても足りない」という焦燥感
  • 家族との時間に余裕がなくなる
  • 将来設計がぼやける

こうなると、せっかく転職しても“人生の満足度”は上がりません。

だからこそ、「少なくともこれ以上は下げられない」というラインを持っておくことは、守りの交渉として必要です。


💡 家庭持ちパパ向け|年収交渉が必要な帯域の目安

以下はあくまで一例ですが、僕の体験+読者層をもとに、参考ラインを出してみます。


① 350万以下 → ✖ 要注意ゾーン

  • 住宅ローン・保育料・固定費を考えると、かなり厳しい
  • 貯蓄もままならず、将来に不安が残る
  • 年収UPできる転職先が視野に入るなら、思い切った行動も必要

② 400万前後 → △ ギリギリゾーン

  • 地方であれば現実的だが、教育費や老後準備は難しい
  • 副業や共働きでの補完が前提になりがち
  • 昇給制度や福利厚生がしっかりしているかチェック必須

③ 450〜500万 → ◯ 安定ゾーン(家庭持ち最低ライン目安)

  • 家族3〜4人世帯での生活維持がしやすい
  • 子どもの進学や車の維持費にも対応できる
  • 長期勤務を前提とした交渉には、ここを基準にするのが安心

④ 550万以上 → ◎ 価値評価ゾーン

  • 自分のスキルや専門性が適切に評価されている証拠
  • 年収UPを目的とした転職なら、ここが成功ライン
  • 「交渉」より「提案」の姿勢が重要

🎯 交渉は“額面”より“持続可能性”で考える

重要なのは、見栄ではなく、持続可能な生活ができるかどうか
希望年収を決める際は、以下の観点で考えるのがおすすめです。

チェック項目質問
📅 月ごとの生活費いくら必要?固定支出は?
🧒 子どもの教育費今後、どのタイミングで増える?
🚗 車・住宅関連維持費やローン返済の影響は?
💊 保険・医療費家族全体でどこまでカバーできている?
🎓 貯蓄・老後準備年間どのくらい貯金できると安心?

📘 僕が決めた“譲れないライン”

僕の場合、転職時に妻と話し合って「470万円」を希望年収の下限に設定しました。

理由は…

  • 子どもの保育料が月35,000円(2人分)
  • 車の維持費・ガソリン代で月25,000円
  • 共働きでも手取りベースで生活に余裕が出ないラインだったから

これをベースに、「長く働けることを前提に、470〜490万円でご相談できれば…」と伝えました。

結果、最終的に485万円で内定をいただけました。


💬 年収交渉を“無理のない言葉”にする考え方

「交渉」という言葉に抵抗があるなら、
こう言い換えると自然です。

  • 「ご相談」
  • 「生活設計上、継続的に働くには…」
  • 「業務内容に応じて評価いただければ」
  • 「柔軟に検討いたします」

このように伝えれば、印象はずっとやわらかくなります。


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パート6|転職エージェントとの連携と、企業との温度差


🎯 年収交渉で最も心強かったのは、エージェントという“通訳者”の存在だった。
ただし、企業とあなたの温度差を埋めるのは、最終的には“伝え方”。


年収交渉は、応募者ひとりでは完結できないことが多いです。
だからこそ、転職エージェントとの連携が非常に重要になります。

でもここには、**「情報のズレ」や「温度差」**という落とし穴も存在します。

このパートでは、僕の実体験をもとに、

  • エージェントにどう伝えればいいのか?
  • 企業とどんなギャップがあったのか?
  • うまくいったパターン・失敗したパターン

をお伝えします。


🧩 エージェントと連携すべき3つの理由


① 応募者が直接言いづらいことを代弁してくれる

年収のような「お金の話」は、面接の場ではどうしても言いづらいもの。
特に家庭の事情が絡むと、

  • 「守りに入ってる人と思われそう」
  • 「条件面だけで転職を考えてると思われたくない」

と、伝え方に悩みます。

そんな時、エージェントは「調整役」や「通訳」として動いてくれます。


② 企業側の年収テーブルや交渉余地を知っている

これはとても大きな強みです。
あなたが提示した希望金額が…

  • 実際にその企業の等級制度でどこまで対応できるか?
  • 交渉余地があるか?それとも“固定”なのか?

を事前に把握してくれているのが、エージェントです。


③ 「市場価値」として客観的に伝えてくれる

あなたが直接伝えると“自分の主張”に聞こえる希望年収も、
エージェント経由で伝えることで「他社水準との比較」や「市場価値」として受け取られやすくなります。

例:「同業界で同条件の方はこのくらいの水準が多く、御社でもこのラインが現実的かと存じます」

これは非常に有効です。


🔥 失敗パターン:エージェントに「おまかせ」で動いた結果…

僕が最初に登録した某エージェントでは、
希望年収を細かく伝えなかった結果、次のようになりました。

エージェント:「◯◯さんは現職が430万円とのことでしたので、御社では400〜420万円でご提示予定です」

→ 希望を聞かれることもなく、自動的に下げられていたのです。


😨 企業との温度差にショックを受けた

僕は「470万前後を希望」と思っていたのに、
企業側は「希望額は特にない」と聞いていたそうです。

まさに、“伝えていない”ではなく、“伝わっていない”状態


✅ うまくいったパターン:エージェントと“台本共有”

次に使ったエージェントでは、事前にこうお願いしました。

「家庭のこともあり、470万円は希望額として持っています。
面接で聞かれた場合は自分からも話しますが、先方に伝える際は“柔軟な相談の余地あり”と伝えていただけますか?」

さらに、伝え方も共有。

  • 「将来設計上の必要性」
  • 「長期的な貢献のため」
  • 「業務内容に応じて調整OK」

これにより、企業側も柔らかく、前向きな条件提示をしてくれました。


🤝 エージェントに伝えておくべき3つのポイント

項目伝える内容理由
希望年収具体的な金額 or 範囲最低ラインを誤解なく伝える
柔軟性「相談のうえで柔軟に対応します」固定観念を与えない
伝え方企業にどう伝えてほしいか印象のズレを防ぐ

🧠 温度差は“感情のズレ”から生まれる

企業:「年収は交渉しないスタンスかな?」
あなた:「本当は希望額があったのに…」

このようなズレが発生すると、せっかくのチャンスがすれ違って終わってしまいます。

だからこそ、エージェントに“温度”を共有しておくことが大切です。


📌 面接前にエージェントと確認すべきチェックリスト

  • 希望年収の金額 or 範囲は伝えてあるか?
  • 柔軟性の有無(最低限守りたいラインはどこか?)
  • 企業側への伝え方は共有済みか?
  • 交渉のタイミング(面接前?後?)は認識ずれていないか?

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パート7|まとめとチェックリスト|年収交渉の鉄則


年収交渉=自分と家族の未来を守る行動。
言い方を工夫すれば、誠実で前向きな印象を残すことができる。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事を通じて、あなたが安心して年収交渉に臨めるよう、最後に要点のまとめと実践チェックリストをお届けします。


🔍 記事の振り返り|要点まとめ


🧭 年収交渉の目的とは?

  • 希望年収は「自己主張」ではなく「長期的な貢献のための意思表示」
  • 企業は金額そのものではなく「伝え方」や「根拠のある説明」を見ている
  • 家庭があるからこそ、生活基盤を守る“現実的なライン”を提示することが大切

😵 ありがちな失敗パターン

NG例印象結果
「御社にお任せします」主体性がない低い等級での提示になりがち
「〇〇万円以下は無理です」自己都合が強い印象面接官の心証を悪くする可能性
金額だけ伝える背景が伝わらない希望額の説得力が落ちる

💡 成功パターンのポイント

  • 家庭の事情を「価値ある背景情報」として丁寧に伝える
  • 金額に理由を添える:「生活維持+長期的貢献のため」
  • エージェントとは“台本レベル”で希望内容・伝え方を共有する
  • 強気でも弱気でもなく、「相談」という言葉を活用

✅ 年収交渉チェックリスト(実践用)


🔹 面接・エージェント準備用

  • 希望年収の“金額またはレンジ”を明確に決めている
  • 家計・家庭の背景から「最低限下げられない理由」を整理している
  • 「相談のうえで柔軟に対応したい」など、柔らかい言い方を準備している
  • エージェントに希望額とその理由を共有している
  • 企業側への“伝え方”もエージェントとすり合わせ済み

🔹 面接当日の言い回しテンプレ

「現職では〇〇万円をいただいておりますが、
今回は家庭とのバランスと長期的な貢献を考え、
〇〇万円前後でご相談できればと考えております。
業務内容や制度に応じて柔軟に検討いたします。」


🌱 家庭持ちだからこそ、“地に足のついた交渉”を

家族がいるから交渉できない――そんなことはありません。
むしろ、守るものがあるからこそ、丁寧に・前向きに・冷静に伝える力が求められます。

そして、その姿勢こそが企業にとっても「信頼できる人材」として映るのです。

転職活動での年収交渉は、人生と直結する重要な要素。
この記事があなたの「納得のいく転職」に近づく手助けになれば幸いです。


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うんば
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👨‍🔧 38歳・2児の父が「営業→技術職」に転職成功! はじめまして、うんばです。理系出身ながら営業職に就職し、家族と過ごす時間を求めて35歳で未経験から技術職へ転職しました。このブログでは、家庭を持ちながらキャリアチェンジした実体験や、副業・家計管理について発信しています。
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