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【働き方改革】35歳転職で見直した時間の使い方

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目次

Part1|なぜ時間の使い方を見直そうと思ったのか


■ 営業職時代は「時間が自分のものではなかった」

35歳のとき、私は営業職として全国の工場を飛び回る毎日を送っていました。担当企業は40社以上。出張、納期調整、トラブル対応、プレゼン資料の作成…すべてに追われ、気づけば自分の時間なんてほとんどありませんでした。

朝は5:30起床、6:50出社。帰宅は20:00〜22:30が常態化。子どもと触れ合えるのは、週末の数時間だけ。娘の寝顔しか見ない日が続くと、「なんのために働いているんだろう」と思わずにはいられませんでした。

また、家事や育児の分担もままならず、妻への負担は増す一方。休日は寝て終わり。自分の時間も、家族の時間も、なにも持てていなかったのです。


■ 本当に怖かったのは「このまま変わらない未来」

ある日、ふとスマホのカメラロールを見返して気づきました。家族の写真に、私が全然写っていない。娘の初めての発表会も、保育園の参観日も、私は不在だったのです。

当時、長女は5歳、次女はまだ赤ちゃん。大切な時間が、気づかないうちに過ぎていっている。育児の中心にいられないこと、妻を1人にしていること。どこかで「仕方ない」と割り切っていた自分を見て、心底ゾッとしました。

そして思いました。

「5年後も、10年後も、同じ生活をしていたくない」

このままじゃいけない。でも、会社が働き方を変えてくれるのを待っていても何も変わらない。だったら、自分が環境を変えるしかない。そう思って「働き方改革」は、自分自身から始めることに決めました。


■ 働き方改革=転職+時間設計の再構築だった

転職と聞くと、給与アップやスキルアップが目的と思われがちですが、私の一番の目的は「時間の主導権を取り戻すこと」でした。

  • 定時で帰れるか?
  • 通勤時間は?
  • 土日休みか?
  • 有給は取りやすいか?
  • 仕事の密度はどうか?

そういった「生活設計に直結する条件」を最優先に求人を探しました。結果として、給与は前職とほぼ同等でも、毎日1〜2時間の自由な時間を得られるようになったのです。

これは、私にとって何よりの働き方改革でした。


■ 家族のために、自分のために。時間と向き合う覚悟が始まった

時間の使い方を見直すというのは、ある意味「人生の使い方を見直す」ということでもあります。

  • 子どもとどんな時間を過ごしたいか?
  • 夫婦としてどうありたいか?
  • 自分は何に時間を使いたいか?

営業時代には考えもしなかった問いに、転職を通じて初めて向き合いました。

そして気づいたのです。自分が我慢して働いている姿を見せ続けるよりも、 家族との時間を大切にして、笑って働く背中を見せることのほうが、きっと子どもにとって良い影響になると。

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Part2|転職後に増えた“自由な時間”の正体


■ 残業が減っただけで、世界が変わった

転職してまず驚いたのが、「定時で帰るのが当たり前」という空気でした。技術職に就いてからは、定時17:30を少し過ぎたら、誰もが自分の机を片付けて帰る準備をしています。空気を読んで残る文化がない。これは営業時代には考えられませんでした。

以前は残業30〜60時間が当たり前でしたが、今は月5〜10時間程度。1日あたり1〜2時間の自由時間が生まれたのです。

この時間は、

  • 子どもの迎え
  • 家族と一緒に夕食
  • お風呂〜寝かしつけまで一緒 という形で、家族時間に直結しています。

■ 通勤時間の差が「1日30分×往復」で大きなゆとりに

通勤時間も劇的に変わりました。

営業時代は渋滞を避けるために早出・遠回りが常でしたが、今は職場まで車で片道15分。信号も少なく、天候の影響も受けづらいルートです。

通勤だけで、往復1時間以上の節約。これだけで、朝の準備・夜の自由時間に大きく余裕が生まれました。


■ シフト制から固定勤務になった安心感

営業時代は顧客都合で休日出勤や時間変更も頻繁にありましたが、今は完全週休2日+祝日休み。年間休日数も増え、スケジュールの見通しが立てやすくなりました。

子どもの行事・旅行の計画・妻の仕事との調整もしやすく、家庭内のストレスも確実に減っています。


■ 体調面・精神面にも変化が

時間的な余裕は、精神面・健康面にも大きな影響を与えました。

  • 帰宅後に食事を落ち着いて摂れる
  • 寝る前にストレッチ・読書の時間が取れる
  • 子どもの体調不良にも落ち着いて対応できる

こうした小さな余裕の積み重ねが、結果的に家族全体の雰囲気や会話量を変えてくれました。


■ 時間が増えたというより「戻ってきた」感覚

一番感じるのは、

「自分の時間がようやく戻ってきた」

という感覚です。

家族と過ごす時間も、自分が息をつける時間も、以前は「作れないもの」だと思っていました。

でも、働く環境を変えただけで、それらは自然に戻ってきたのです。


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Part3|家族時間を増やすためにやめたこと・変えたこと


■ 無意識に奪われていた時間に気づく

転職して得た“自由な時間”をどう使うかを考えたとき、私はまず「やめること」から着手しました。

以前は、気づかないうちに多くの時間を「惰性」で使っていたのです。

  • 帰宅後、スマホをダラダラと1時間以上見ていた
  • 何となくテレビをつけてしまい、ニュースを繰り返し見ていた
  • 寝る直前まで仕事のことを考えていた

こうした習慣は、意識しないとズルズルと続き、家族時間を奪ってしまいます。

そこで私はまず、「夜20:00〜22:00は“家族との時間”」と決め、スマホもテレビもできるだけ遠ざけるようにしました。


■ 週末の「パパは休ませて」モードを廃止

営業時代、週末はぐったりしていて「子どもの相手は無理」「寝させてくれ」という状態が多かったです。

でもそれでは、子どもにとって「パパ=疲れてる人」という印象が染みついてしまう。転職を機に、そのスタンスもやめました。

今では土曜日の午前中は公園や図書館に子どもと一緒に出かけ、午後は家族全体の家事や買い出しに参加するように。

「週末に一緒に過ごす」ことを前提に、金曜日の夜に体調を整えることも意識するようになりました。


■ 朝時間を“共有タイム”に変えた

通勤時間が短くなったことで、朝にも時間が生まれました。

以前は自分の支度に手一杯だった朝も、今では次のような時間を取っています:

  • 子どもの朝食準備を一緒にする
  • 保育園の準備や登園を手伝う
  • 妻とその日の予定を5分だけ共有する

朝から家族の流れに参加することで、「今日も一緒にがんばろう」という一体感が生まれ、日中のモチベーションにも繋がっています。


■ 子どもの目線に合わせて時間を使う意識

“親の都合”ではなく“子どもの目線”で時間を使うことを意識するようになったのも大きな変化です。

以前は「この時間にやっておこう」「ついでに片付けておこう」という発想が先に立ち、子どもが話しかけてきても「ちょっと待って」と返してばかりでした。

でも、子どもにとって“今”しかない瞬間はたくさんある。

  • 「今日ね!」と話しかけてくる瞬間
  • 絵本を読んでとお願いしてくる瞬間
  • 一緒に遊びたいと目が輝いている瞬間

そういう時間を優先するために、家事や片付けも“後回しでもいいこと”にしました。


■ 時間の使い方=価値観の優先順位だった

結局、時間の使い方とは「何を一番大切にするか」の表れです。

私はこの転職で、「仕事の効率より、家族の満足度を優先する時間配分」に変えました。

  • 家族との食事時間は削らない
  • 子どもと寝る前に会話する時間を確保する
  • 妻が一人の時間を取れるよう交代する

こうした“家庭内の調整役”になることが、自分の役割として自然にしっくりきたのです。


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Part4|時間の見える化で得られたメリット


■ スケジュールを「共有」するだけで家族の不満が減った

転職後に意識的に取り組んだのが、「時間の見える化」でした。

特別なツールを使ったわけではありません。始めたのは、家族との共有カレンダー。Googleカレンダーを使い、

  • 勤務のある日・休みの日
  • 保育園の行事
  • 妻のシフトや美容院の予定
  • 子どもの通院・予防接種など

これらを色分けして共有しただけで、家族間の「言った・言わない」や「なんで知らないの?」という小さなストレスが激減しました。


■ 妻との会話の内容が“報告”から“相談”に変化

時間を共有できるようになると、自然と夫婦の会話にも変化がありました。

以前は、仕事の都合を「報告」するばかりで、家庭の予定に合わせる意識が薄かった自分。

今は、

  • 「この日は早く帰れそうだけど、迎え行こうか?」
  • 「週末どこか行きたい?予定入れておくね」
  • 「夜に〇〇したいけど、どう思う?」

というように、“相談ベース”の会話が増えました。

この変化により、家庭内での役割のバランスもより対等になり、お互いが「自分の時間も大事にしていい」と思える空気ができたのです。


■ 子どもも“家族の一員”としてスケジュールに参加

時間の見える化を通じて、子どもも「今日は誰がお迎え?」「明日はどこに行く?」など、予定を確認する習慣がついてきました。

ホワイトボードやカレンダーを一緒に見ながら話すことで、子ども自身も「自分も家族の中で大事な存在なんだ」と実感できているようです。

これにより、急な変更や予定がズレたときにも、納得しやすくなったり、自分で準備をする行動も増えました。


■ スケジュールが可視化されると“無駄な衝突”がなくなる

時間を見える化していなかった頃は、

  • 「なんで今それやるの?」
  • 「それなら先に言ってよ!」
  • 「こっちも予定があるんだけど…」

という“ぶつかり”が日常茶飯事でした。

今では、週のはじめに「この週はどうするか?」を話すだけで、そうした衝突がほぼゼロに。時間の透明化は、信頼関係にもつながるのです。


■ 自分の予定も“後ろめたくなく”確保できるようになった

時間の見える化によって得られた一番のメリットは、自分の時間もきちんとスケジュールに入れられるようになったことです。

「◯日は子どもを見ているから、代わりに◯日は自由にしていいよ」 「夜に副業の作業をしたいから、夕飯は済ませてからにするね」

こういった相談もスムーズに通るようになり、家庭と自分のバランスがとても良くなりました。


■ 「時間を管理する」は、家族の幸せを守ること

時間の見える化を始めてから、我が家は少しずつ穏やかになりました。

もちろん完璧ではありませんし、予定通りにいかない日もあります。でも、時間を“共有財産”ととらえる感覚が生まれたことが、何よりの成果です。

  • お互いの時間を尊重する
  • 未来の予定を一緒に描く
  • 小さなすれ違いを防ぐ

そうした積み重ねが、家庭の満足度を底上げしてくれていると実感しています。

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Part5|自己投資の時間を生み出した工夫


■ 時間ができても「何に使うか」で価値が決まる

転職によって時間のゆとりができたとき、最初は純粋に「休む」ことを優先しました。長年の疲れを癒やす期間は必要です。

しかしあるとき、「この時間をただ消費するのはもったいない」と思うようになりました。自分の将来のために、家族の生活を守るために、時間を“投資”に変えようと考えたのです。


■ まず始めたのは「読書」だった

いきなり資格やスクールに手を出すのではなく、私が最初に始めたのは読書でした。通勤や昼休みに読むこともでき、習慣化しやすいからです。

読んだ本は、

  • 時間術(例:『時間術大全』『神・時間術』)
  • お金の基礎(例:『本当の自由を手に入れるお金の大学』)
  • 技術職の基礎知識や仕事術

など、「今の自分+少し未来」のためになるものばかりを選びました。


■ 夜の“30分”を“未来のための時間”に設定

仕事・家事・育児が終わったあと、子どもが寝てからの30分は、スマホもテレビもオフ。

  • ノートに振り返りを書く
  • 学んだことをメモに整理する
  • ブログの構成を考える

こうした作業を“毎日はできなくても、週4回”というペースで続けています。


■ 副業ブログの立ち上げも「少しずつ」始めた

この時間の一部を使って始めたのが、「家庭持ち×理系転職ブログ」の運営です。

1日30分でも、

  • 読んだ内容をまとめる
  • 経験を言語化する
  • 記事を1つずつ書く

こうして積み重ねることで、半年後には50記事以上のストックになりました。


■ 勉強と副業は“家族とのバランス”が前提

副業や自己研鑽の時間を確保する際、大前提にしたのは「家族時間を削らないこと」です。

家族が寝ている間、1人の時間をもらえる日など、家庭とのバランスが取れるスキマ時間を狙って活用。

「時間を捻出する」ではなく、「ムダな時間を変換する」という意識で取り組みました。


■ 少しずつの成長が自信につながる

毎日じゃなくていい。完璧を目指さなくていい。だけど、少しでも前に進んでいるという実感は、仕事にも家庭にもポジティブな影響を与えます。

  • 子どもに「勉強してるパパ」の姿を見せられる
  • 妻との会話で「新しいことに挑戦してるね」と言われる
  • 会社でも「最近前向きだね」と言われる

自己投資は、自分だけのものではなく、家族の未来にもつながっていくと気づきました。


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Part6|35歳転職で得た“時間”という資産の価値


■ お金以上に得た“最大のリターン”は時間だった

転職前は「年収が下がったらどうしよう」「家計が苦しくなるのでは」と不安ばかりでした。ですが、実際に技術職に転職してみると、 最も得られたリターンは“時間”という資産でした。

  • 毎日定時で帰れる安心感
  • 子どもの寝顔ではなく笑顔を見られる日常
  • 妻と夕食を囲める穏やかな時間

これらは、どれも数字に換算できないけれど、**生活の幸福度を大きく底上げする“無形の価値”**でした。


■ 子どもの“今しかない時間”を一緒に過ごせる

長女が「パパ、きょう保育園で〇〇したんよ」と嬉しそうに話してくれる瞬間。 次女が「パパ、だっこ!」と手を伸ばしてくる瞬間。

以前の働き方では、こうした瞬間に出会うチャンスが極端に少なかったのです。

時間の余裕ができたことで、「父親としての時間」も確保できたことが、何よりの財産です。


■ 妻と「話し合える」関係に戻れた

以前は、

  • 「疲れたから話はまた今度」
  • 「今日も遅くなるからよろしく」 と、家庭内コミュニケーションも一方通行になりがちでした。

今は違います。

  • 「明日どうする?」
  • 「週末の予定立てようか」 など、お互いに“相談”できる関係になりました。

夫婦の絆は、日々の時間の重なりで作られる——そう実感しています。


■ 家族の“生活基盤”を整える時間が生まれた

時間の余裕は、以下のような“見えない家事”や“備え”にも使えるようになりました。

  • 子どもの予防接種・検診の付き添い
  • 保険や資産の見直し(楽天証券・新NISAなど)
  • 家計の共有・支出見直し(マネーフォワード活用)

将来の不安を減らすための行動ができるようになったことも、転職で得た重要な価値のひとつです。


■ 働き方は、生き方そのもの

転職して感じたのは、「働き方は生き方だ」ということ。

  • 誰と過ごすか?
  • 何に時間を使うか?
  • どんな未来を描きたいか?

これを考えずに、収入や肩書だけを追いかけていた時期には見えなかったことが、今では少しずつ見えるようになりました。

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まとめ|35歳で時間を見直して得た「家族と人生の主導権」


営業職から技術職に転職して得た最大の財産は、「お金」ではなく「時間」でした。

  • 家族と過ごせる時間
  • 自分を整える時間
  • 将来に向けて準備する時間

これらを手にしたことで、私は“ただ働くだけの毎日”から、“家族とともに人生を設計する毎日”にシフトできました。

もちろん、すべてが順調なわけではありません。体調を崩すこともあれば、夫婦喧嘩をする日もある。それでも、時間に追われずに話せる、向き合えるというだけで、乗り越えられる力がついたと感じています。

時間を味方につける働き方は、35歳でも、家庭持ちでも、十分に実現できます。

その第一歩が「転職」だったのです。


▶本記事で紹介した関連記事一覧(振り返り用)


これから転職を考えている方へ、 「今の時間の使い方は、自分が本当に望んだものですか?」

その問いを、ぜひ一度、静かに見つめ直してみてください。

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うんば
うんば
👨‍🔧 38歳・2児の父が「営業→技術職」に転職成功! はじめまして、うんばです。理系出身ながら営業職に就職し、家族と過ごす時間を求めて35歳で未経験から技術職へ転職しました。このブログでは、家庭を持ちながらキャリアチェンジした実体験や、副業・家計管理について発信しています。
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